オートクラインとヤッホー
コーチングでは聞くことが何より大切。
これはもちろんコーチングだけではない。
人間関係、コミュニケーションにおいて「聞く」ことの大切さは色んな所で言われている。
その聞く大切さの中で言われるのが「オートクライン効果」。
「オートクライン」とは、自分が話したことば(内容)を自分で聞くことによって、自分が考えていたことに気づくこと。
コーチの質問によって人は言葉を発することで、自分の思考を再認識する。誰かに伝えようと、頭の中の思考や感情、感覚を整理し、言葉にしていくことで気づきを得ることができる。
実は私、今月から自分が学んだコーチングプレイスで講座のサポートを務めさせて頂くことになった。
同時期にスタートする2クラスに付く。
自分にどんなサポートができるのかなんてわからない。
生徒と変わらない存在にしかならないような気もする。。。
でも今年入って、急にやってみようという気になった。
なぜかわからないけど、チャレンジしてみようと思ったのだ。
そして昨日、今日と第1回目の講座だった。
1回目はざっと全体像の説明になるのだが、その中でコーチングでは何度もでてくる「オートクライン効果」についての説明がある。
2日続いたこと、そして先日もこの話が別のイベントであったからか、それについて急に頭の中に絵が見えた。
オートクライン効果って日常でもある。
人に話していたら、あーそうか私そう思ってたんだ、とか、話しながら頭の中で自分の持つ意見が鮮明に見えてきたり。
そうしたらコーチングでのオートクラインって??
同じは同じだ。
ただその効果が大きく違う。
クライアントは自分の話を安心安全な場で、思いっきりする。
自分と向き合いながら。
だから吐き出す力というか集中力がまず違う。
山の中にいる姿が見えた。
ヤッホーと叫ぶとこだまが帰ってくる。
どんな気持ちでヤッホーと言っているのだろう。
力強く、遠慮気味に、楽しそうに、怖がりながら、言う気なんてなかったのについ出てしまったとか、、、
色んなヤッホーがある。
まずはどんなヤッホーも言える状態を整えたい。
そしてそのヤッホーがクライアントの耳に頭に響くよう
その環境をできるだけいい状態に整備したい。
味方の山になる。
この山の中にいる時のヤッホーがきっとその人を成長させてくれる。
だから、それを聞くためにまた山に登る。
どんな山かはクライアントによって違うから、
クライアントとコーチで一緒に作っていくことになる。
登りたくなる居心地の良い、響きの良い山。
そんなコーチングを作っていかれたらいいのかなぁ。
山々の画を頭に浮かべながら
そんな風に思ったのだった。