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SLE憎悪!イギリスの病院事情。

こんにちは、ヘルスコーチのMaiです。
ヘルスコーチは、クライアントさんの健康に関する不安を一緒に解決していくお仕事で、普段から自分の健康にも注意しているはずだったのですが…

恥ずかしながら、持病の全身性エリテマトーデスが
悪化してしまいました。

最初は、「ヘルスコーチなのに、自分が具合悪くなってどうする」と
自分にがっかりしていましたが、人間やってればこんなこともある!と
今は開き直り、この経験がだれかのためになればと思い、
この文章を書いています。

今回は、憎悪した経過についてお話ししたいと思います。


症状が出るまで

いままでは、雨の日や寒い日などに関節が痛む程度。

しかし7月の下旬。
なんだか手の指がいつもより痛むなぁと感じた日がありました。
昼間に感じた違和感は、夜になって全身に広がり、
全身に激しい痛みが走るように。

いままで、関節痛で痛み止めを飲むことはなかったのですが、
市販の痛み止めと痛み止めクリームを夫に買ってきてもらうほど、
痛みがありました。

痛み止めはイブプロフェンとパラセタモール。

痛みの感じは、全身筋肉痛と全身の関節が痛む感じ。
横になることもできず、湯たんぽをかかえながら、
夜間は部屋を歩いて過ごすことに。

結局朝まで眠れず、夫にお願いしてERへ行きました。


初めてのイギリスER

イギリスは、NHSという国民保健サービスがあります。
NHSは税金で運営されていて、加入者は自己負担なしで
医療を受けられます。

私は配偶者ビザですが、ビザを取る際にNHSの料金を支払っているので、
自己負担なく受けられます。

病院を受診する際は基本予約が必要。
すぐに見てもらいたい場合は、救急センター(ER)に行く必要があります。

ERに行ったら数時間待ち、次のリウマチDrの予約が決まるまで、
強めの痛み止めコデイン+パラセタモールを渡されました。

しっかりと痛みはおさまりませんが、
2時間ほどは眠れるように。


仕事はストップ。療養に専念。

今までは関節が痛くても、朝の6時から夜5時まで仕事で埋めていましたが、
すべてストップ。

すると、手足の痛みは徐々に引いていきました。
自分が気づかないうちに無理をしていたんだと実感。
働き方を変えようと思いました。


少しずつ改善

ほとんど寝ている状態で、階段は四つん這い。
手は触るのも痛いので、夫に数週間料理を任せました。

「休んでたら良くなるのかなぁ」とぼーっと考えながら、
少しずつその日自分でできることを実践しました。

すると、徐々に痛みも引いていき、痛み止めを飲まなくても
生活できるようになりました。

今は、午後の3時間だけ仕事。
朝は家事やゆっくりする時間にあてています。

そして、ERに受診してから1か月半たち、
やっとリウマチ科への受診が決まりました。
遅いですよね…


さいごに

持病がある方でイギリスに滞在する方は、
日本のようにすぐに主治医に見てもらえないので注意が必要です。

まず主治医に会ったときに、状態が悪くなったときは
どうしたらよいか、どの市販薬を飲めばいいかなど、
聞いておくと安心かもしれないですね。

イギリスにいると本当にセルフケアの重要性を実感します。
気軽に医師に相談できる日本に対し、
イギリスは自己管理を求められる国。

今後はさらに気を引き締めて、セルフケアしなければと
感じた出来事でした。




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