【UoP000】無料で学べるオンライン大学「UoPeople」に入学してみた。
今日もお読みいただきありがとうございます。
フォルケ学園長の眞山です。
さて、今日はちょっとしたお知らせ…というか決意表明みたいなものです。
タイトルの通り、オンライン大学の「UoPeople」というものに入学することにいたしました。
UoPeopleとは
「UoPeople」と言うのは略称でして、正式名称はUniversity of the Peopleと言います。wikipediaの説明が分かりやすいので引用します。
(Wikipediaより)
ユニバーシティ・オブ・ザ・ピープル(University of the People、略称 UoPeople、本部: アメリカ合衆国カリフォルニア州 パサデナ)は、地球上のあらゆる貧困地域、遠隔地域と高等教育機会をつなぎ、高等教育の普及による世界のよりよいコミュニティ生成を目指すことを理念とした、米国の501(c)(3)非営利の高等教育機関である。学長は、ユダヤ系イスラエル人の起業家であるシャイ・レシェフ(Shai Reshef)。アメリカ合衆国教育省(U.S.DoED), 大学単位認定審議会(CHEA), 遠距離教育単位認定委員会(DEAC)及びカリフォルニア私立高等教育局(BPPE)に認定されている。
UoPeopleでとることができる学位は、
Business Administration(経営学)…準学士・学士・修士(MBA)
Computer Science(計算機科学)…準学士・学士
Health Science(健康学)…準学士・学士
Education(教育学)…修士(M.Ed)
…となっており、今回私が専攻することにしたのはM.Ed(教育学修士)のコースです。
なんでUoPeopleに入りたかったのか
理由を3つほど挙げておきます。
理由1:教育というものをしっかり学びたかったから
今私は「フォルケ学園長」という立場で子どもに対する教育を行うことを仕事にしていますが、もともとは公認会計士として国内企業の監査やコンサルティングを行ってきました。
したがって、教育者として子どもたちに話すことは、色々な経営者や働く人たちを見てきて「大人になってから必要になること」がメインでしたし、子どもたちの保護者に向けても、ほぼ同じ観点で話をすることが多かったのですが、いかんせんそこには、教育そのものの理論的な裏付けが多くなかった。
既存の教育を批判するのは、簡単です。でも教育システムの一端を担う立場として、ちゃんと教育のことを勉強してから批判したいと思うようになってきました。
理由2:UoPeopleの仕組みそのものが新しい教育システムのヒントだと思うから
UoPeopleは「無料で学ぶことができる」と謳っています(厳密には入学金や試験料などが細かくかかってきますが、それでも大学院留学することを考えればコストは数十分の一に抑えられます)。これほどに低コストで運営できるからには、私たちの身の回りの教育システムではありえなかった仕組みが存在しているはずです。
元々、子どもの貧困に興味を持っていた私は、子どもの貧困のルーツには「知識の貧困」すなわち「教育機会の貧困」があると仮説を持っており、日本がお金をかけずに勉強して、そのまま社会人として働き始めることができる国になれば、子どもの貧困の大半は解決するのではないかと思っていました。
UoPeopleはその仕組みの大きなヒントになるんじゃないかと思い「学ぶ側」として参画することを決意したというわけです。
理由3:コロナウイルスの影響で時間ができたから
3つ目の理由は「学びたいと思った理由」と言うよりは「今、学びたいと思った理由」と言ったほうがいいでしょう。もともと教育学の学位(それもできれば海外で)が欲しいと思っていた自分にとって、ボトルネックになっていたのがお金と時間でした。UoPeopleは「お金」の部分を大きく解決してくれた一方、コロナウイルスの影響で「時間」が大幅に確保しやすくなったのです。
コロナウイルスの影響で多くの方々がテレワークと呼ばれる在宅での仕事の仕方を選択せざるを得なくなりました。これにより、私たちの時間の使い方は大きく、大きく変貌することになりました。
例えば移動時間。私はもともと通勤時間が非常に短い恵まれた境遇にありますが、それでもアポイントのための移動時間をトータルするとそれなりのものになっていました。また、夜の飲み会も大好きだったのですが、それもオンライン飲み会に取って代わられ、夜の時間が大幅に自由になりました(…もっとも、もともと飲み会にも自由に行ってたわけですが)。
この空いた時間をどう使うか。時間とお金には、大きく分けて「①消費②投資③浪費」の3つの使い方しかなく、空いた時間を放置しておくことは③浪費を放置することと同じ意味です。だったら、普段なかなかできていなかった②の時間を、今のうちに確保しておこう、と思い立ったわけです。
学んだことをどう活かしたいか
3つのレベルで、学んだことを活かしたいと思っています。
レベル1:職場レベル
フォルケ学園の学びを、これまで以上に体系化したものにしたいです。不登校や発達障害、ギフテッドといった特別な事情を抱えた一人一人の子たちの発達に合わせたコンテンツを、効率的に提供できるようになりたいです。
レベル2:地域レベル
地域の子どもたちが、新しい教育に出会える機会を増やしてあげようと思います。そしてあわよくばそれを公教育を含めた既存の教育システムと共存させて発展させたいです。
レベル3:国レベル
自分がこのレベルまで影響を与えることができるか分かりませんが、長年変わることのない日本の教育システムをアップデートするために、自分の学びを活かせるときが来たらとても嬉しいと思っています。
今後のnoteのこと
…とはいえまだ申し込んだばかりで、しばらくは錆びついてしまった自分の英語力を磨きなおしながらオリエンテーションの開始を待つことになりそうです。
UoPeopleに興味がある人などのために、このnoteで少しずつ記事を公開してく予定です。