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【UoP009】Duolingo English Testをほろ酔いで受けてみた

UoPeopleに入学してから大きく変わったことは何かといえば、
・教育や学びに関する情報がより多く得られるようになった
・しかもそれは英語版のwebアプリをはじめ海外系のものが中心になった
というところです。

もともと、”鎖国下”にある日本の教育に風穴を開けるための理論武装をしたくてUoPeopleに入ったようなところのある私。未だに教育学修士のコースは始まってもいないのですが、情報網を得られただけで入学した価値はあったような気がします。

さて、今日は番外編。

つい最近、UoPeopleの入学要件である英語力の証明の方法に、表題にある「Duolingo English Test」が加わりました。UoPeopleに入るための英語力の証明については、こちらの記事でちょっと詳しく書いたのでご参照を。

Duolingoを受けてみた。

こういうのは論より証拠だと思うので、受けることにしました。

上記リンクからジャンプして、ログインして、まずは練習テストを受けることに。練習テストはネット環境があれば簡単に受けることができます。本番のテストもほぼ同様です。

・・・なるほど、今までの英語のテスト(私の経験しているのは英検とTOEICだけです)とはちょっと様相が異なるぞ。4能力(リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング)のバランスにもずいぶん配慮されているっぽい。

練習テストの結果、予想スコアのレンジは85~110点という、なんとも微妙なライン…しかし後述の理由により、これなら受ける価値はあると判断して、本試験に申し込みました。

ちなみに、本試験の場合、練習テストよりも少し厳格な環境(=不正ができない環境)での受験が求められます。免許証も見せたし、なによりずっと常時カメラで監視されています。うっかり席を立ったり、誰かが部屋に入ってきたりしたら試験が無効になるので、トイレは済ませておきましょう&お家の人にはあらかじめ伝えておきましょう。

試験時間はざっくり60分くらい。形式は練習テストと同じでした。

結果が出るのは48時間以内となっています。おそらくほとんどの採点は既に終わっていて、録音・録画したスピーキング、リーディングの部分の採点と、不正がないかどうかを確かめるのに時間がかかるのだろうと思います。

というわけで、結果が出たら後日共有します。

Duolingoの感想。

とても気楽に受けられる良いテストだと思いました。理由はあとで話すことに重複するのでここでは省略。

現時点ではあまり対策などは出回っていないはずですが、一部の問題は形式になれるだけでサクサク解けるようになりそう。ただ、それ以外の問題は対策=地道な努力、という感じがします。だからこそ素の実力を見るのには最適だと思われる。

英語のテストを気軽な腕試しで今すぐ受けたい、という方にはオススメです。

そして何より、UoPeopleに入学を検討している人で、英語力の証明手段がない人にとってはDuolingoはイチオシだと思います。

UoPeopleに入りたいならDuolingoがオススメな3つの理由

なぜかというと…

理由① 思い立ったらすぐ受けられる

これが、他のテストだとあまり実現できないやつなんですよね。
①申込む
 →②その日が来るのを待つ
  →③受験する
   →④結果を受け取る
これだけで2カ月くらいかかってしまうこともザラ。それだったら、もうUoPeopleでEnglish Composition 1を受講してしまったほうが良いということになります(UoPeopleの学期は9週間=約2カ月で、しかも後述の通りメリットが多い)。

その点、Duolingoは上記の①~③に至っては即日で受験ができ、④も2日後に結果が受け取れます。UoPeopleに直近のTermで入学したいということなら、Duolingoは最適な選択肢になると思います。

理由② 安い

受験料が49ドル。
これはほかの試験、例えばIELTSなどと比べるとだいぶ安いです。

UoPeople自体が非常に安価な大学であるだけに、英語の試験にプラスアルファお金をかけると、その安価というメリットがちょっと薄れてしまうわけですが、49ドルだと事情が変わる。

なぜか。

UoPeopleは「授業料」を無料にしている代わりに、試験をうけるのにお金がかかります。英語力を証明しないで入学手続をすると、English Composition 1というコースに自動的に割り当てられ、そこで所定の成績を取る必要があるのですが、その試験を受けるのに100ドルかかります。

だから、Duolingoのほうが安い。

出来るだけお金をかけずに勉強を始めたい人にはDuolingoは良い選択肢になると思います。

理由③ なぜかこの試験だけハードルが低い

これ不思議なんですが、Duolingoは50点取れれば入学を認定してもらえます(もしかしたら早晩修正が入るかもしれません)。例えばTOEFL iBTで入学しようとすると61点(大学院は71点)のスコアが必要です。これはDuolingoが公開しているスコアの比較表に照らすと、Duolingoなら90点以上とらないといけないレベルに相当しています。

Duolingoだけ、極端にハードルが低い。大学・大学院に入る前に必要以上に文法や語彙の復習に時間をかけたくない人は、Duolingoで簡単に入学要件をパスしておいて、入学後には必要な分野の語彙だけ増やしていけばいいのかもしれません。

でもやっぱりEnglish Composition 1もおススメしたい3つの理由

…と、ここまでDuolingoを推しまくる記事を書きましたが、これから英語のテストを受けなければいけない方の場合、入学や学位取得を急ぐ事情がないのであれば、2カ月かけてEnglish Composition 1を受けるのが一番いいと私は思っています。こっちも理由3つ。

理由① UoPeopleではリスニングやスピーキングは必要ない

UoPeopleは途上国の人々でも受講しやすいように、動画の視聴や投稿といった、高価なデバイスや高度な通信環境を前提としたタスクはありません。PDFをダウンロードして読み、web上にレポート等を投稿するだけです。よって、読み書きができればやっていけます。

いっぽう、英語力を証明するテストを受けようとすると、どうしてもリスニングやスピーキングのスキルが要求されます。もともとその辺が得意な方なら良いですが、そうでない方がそれらのテストを受けるのは少し回り道になってしまうかも。

理由② UoPeopleだけなら翻訳ソフト駆使して何とかなる

今はDeepLやGrammarlyなど、翻訳や文法チェックのソフトが非常に発達していて、自分の英語力以上の文章を読み・書くことも可能です。English Composition 1を受講しながら、それらのソフトに慣れてしまったほうが、ことUoPeopleの勉強という意味では近道である可能性が高いです。

私も海外の学位をとることを目標にしつつ、あくまでもその学びは日本国内で活かすつもりなので、英語の勉強にさほど躍起になっているわけではありません。

理由③ UoPeopleの勉強のリズムを知るリハーサルになる

実はこれが結構大きな理由です。入学してみてあまりに大量な読み物の量、そして課題の量に驚いてしまったり、PeerAssessmentの仕組みに泣かされたりする日本人学生は非常に多いようです。

English Composition 1はそのリハーサルとして非常に優れています。ここで慣らし運転をしておいた方が本コースに入ってからの勉強はスムーズになるそうです(すみませんここは自分がまだ経験しているわけではないので伝聞でしかありません)。

English Composition 1は課題の量は本コースに比べると非常に軽いですが、それでも週を追うごとに課題の提出者が減っていきます。自分には向いていないと思った時にサクッとあきらめがつくという意味でも、English Composition 1を試しに受講するのは意味があるんじゃないかと。


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