NFTアートを売ってみる vol.1
こんにちはMAHOUZINEのバッカムの黒川です。今年のGWは絶対にNFTアートをやるぞと心に決めてました。
NFTアートを始める理由
僕は基本的にUIの設計やフロントエンドの設計・実装する人として仕事していますがたまに絵を描いたりします。ガリガリにシステムを作ってたり3Dプログラミングしているので多くの取引先の方や知人にはプログラマ・エンジニアだと認識されてると思いますが、実は美術大学卒業してて平面デザインと写真が専門だったりします。
かといっていい感じに両方の素養を使い分けていたりもせず、両方を一緒に活用もできていなくて、全く混ざり合うことのない2つのスキルが体内に存在する感じです。お、ある意味は二刀流では?と書いてて思いましたが、現在の仕事としては99%エンジニアリング、必要に迫られてしか絵を描かないので、アートは副業・趣味ですらなく、履歴書に書くとしたらアート体験あ有りくらいのレベルですね。すみません。
そんなエンジニア・アート体験ありの自分が、いずれは体験しましたと履歴書に記載する必要があるなと、前々から思っていたけど重い腰が上がらなかったのが、そう「NFTアート」です。NFTアートをやるときには、現代アートに一石を投じる渾身の作品を作ってやる!というアーティスト気質と、NFT始めるのも作品作るのもなんか面倒くさいなというヒューマン気質がいい感じでシナジーして全く手をつけてませんでした。
そんなわけでGWも半分終わってしまって、何もできていないことに焦った本日、ついにNFTアートはじめてみます。期限があるっていいですね。
何をNFTアートにするか
当初はGWの前半に作品を作って、後半にNFTアートにするという計画でした。
このブログ「MAHOUZINE」がメイクやARのテクノロジーを扱っていて、かつ弊社自体もバーチャルメイクの開発をしているので、バーチャルメイクのフィルタをNFTにしようと思っていました。ただ現時点で予想通り作品はできていなく作り始めてもいないので、計画を変更。(いずれはやりたい)
今回は弊社のマーク的な存在のVRモンキーのjpeg画像をNFTアートにすることにしました。
ただそもそもNFTアートがなんたるかがよくわからないのに弊社のキャラクターをNFTアートにしてしまって大丈夫なのかの不安があったので、今から調べることにします。
そもそもNFTアートの定義って何ですか?
あれ、Wikipediaにないですね、、(NFTアート) どういうことでしょう?NFTアートなんて存在しないってことですかね。WikipediaにはNFTアートの項目はないですが、検索結果の最初に表示された非代替性トークンには以下の記載がありました。
マルチ商法とかとスキームが似ているとか、環境負荷高いとか、怪しすぎていきなりテンション下がりました。
何を持ってNFTアートというか
他のサイトとかも参考にしながら、何を持ってNFTアートとするかって
トークンを紐付けたデジタルアート作品
狭義にはこの1点だけですかね。ポイントは、よく言われる所有権というのは、作品そのものではなく作品に紐づいたトークンの所有権な気がします。それと作品そのものはオリジナルである必要もないので、
例えば、僕がイラレで作品を作ったとして、.aiファイルから.jpegに書き出したものをNFTアートにしたとします。
所有権はその.jpegに紐づいたトークンに記述されるので、この.jpegを買った人がこの.jpegに限って所有権が保証される感じだと思います。.aiから10個の.jpegを作れば10人の.jpegのトークンの所有者が生まれます。
はっきりと.jpeg = トークンではないで気がします。トークン付与される前の.jpegがpcにあるとどういう扱いになるのだろうか?
自分の印象としてはシルクスクリーン印刷とかに近いなと思いました。シリアル番号が付いてて、アーティストの証明書が付いてる感じでしょうか。
「気がします」とか「でしょうか」とか全体的にふわっとしてるのは、申し訳ないのですが、まだ何も始めてないので推測に過ぎないからです。始めたらまたわかってくるのかなと思いますが、現時点でNFTアートはまだ始まってません。
トレパクでNFTアート作るとどうなる?(未解決)
ちょっと前に話題になったトレパクとかはどうなんでしょう。トレパクした絵をNFTアートにしたらトレパクした人が作成者であることが保証されるだけですね。当たり前ですが。ちょっと疑問に思いましたが、トレパクしたかどうかは市場に出てから判断するというのはこれまでと同じと流れになると思いますが、今回の目的とは違うのであまり深く調べないです。
こういうことですね
NFTアートの著作権
今回解決しておかないといけない最大のテーマは、「会社のマークをNFTアートにして、所有者が現れた場合にマークは会社で引き続き使えるのかどうか」
リアルアートの著作権法をベースにしつつ、新しい権利のあり方についてはこれから議論をしていくというのが引用させてもらったサイトでの見解です。まだ法的に整備されていない感じので、以降はあくまで見解や推測の範囲と思ってください。
著作権には以下が含まれてる。
・複製権
・公衆送信権・伝達権
・展示権
・譲渡権
・二次的著作物の作成権
・二次的著作物の利用権
アートの著作権って随分広い範囲で守られているなと感じたけど、これってリアルだからな気もしますね。これをこのままデジタルアートに適用すると逆にNFTアートを所有した人のメリットって何があるのか?と疑問になりました。
えー、上記はリアルアートについての言及ですが、基本的にこれが適用されると、「所有権を持っていても著作権に抵触する利用はできない」って、所有者の自由度低くないですか?
当事者で決めてくれってことなので、このあたりはNFTアートのプラットフォームの規約とかに準拠するのかもしれないですね。ただプラットフォームが日本の法律を考慮された規約なのかとか色々確認は必要そう。そう言う意味では、なんだか利用方法に関してはストックフォトと変わらないんじゃないかと言う雰囲気感じてます。。
結局会社のマークはNFTアートにしたらどうなるのか?
なんとなく僕の解釈としては、シルクスクリーン印刷と同じじゃないか?シリアル番号が付いてて作者のサインが付いてる。リアルアートに寄せるとそんな印象。
なので僕の見解としては、
「バッカムのマークをNFTアートにしたら、所有者はバッカムのマークを自由にサイトとかに表示できるが、著作権はバッカムのままで、バッカムで引き続きマークは使える。所有者がマークを使って何かしたければ要相談。」
ある意味、最初に感じたNFTは著作者と所有者がはっきりするだけ、と言う範囲を出ないので、なんら今までのイラストとかの扱いとビジネス上は変わらない気がしてます。
ただ、このマークだけでは誰もこんなもん買わないな、というのははっきりしてると思います草。確かに無駄に環境負荷が上がるだけで誰一人メリットがない、恐ろしい仕組みだ。。逆にリテラシー低い人相手の詐欺まがいのビジネスが生まれるのがよく理解できる。
まだNFTアート始められてません。長くなってしまったので2回にわけることにしました。新しい疑問がなければ、明日か明後日かGW中には意味のないNFTアートが1つ誕生するはずです。
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