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⑥まほろとマハロが出会う島---キャプテンDANと見習いspring---1/の巻

まほろとマハロが出会う島を読み進めていくと、ちょこちょこ名前が出てくるキャプテンDAN・・・コナで滞在して、ヨットって何だ?DANとは一体誰なのか、どのような出会いだったのか、共同生活についても書いてみる。

時系列でみる島旅表



まずはヒロへ

今回のハワイ島は、ヒロの音に惹かれ、たくさんの方たちのおかげ様でハワイ島行きが決まった。

コナの宿泊先ではレンタカーもできたので、よし、ヒロに行こう っていざ出発。
だけど、全くたどり着けない。時間的には2時間弱の138キロの距離。
島に入れば、2時間も長いと感じる アルアル なのか、2回トライするもたどり着かない。道中は、眠ってしまったりするのだ。

どこを走っても新鮮で、地むき出し、新緑のコントラストがくっきり。
馬や牛が広いエリアで暮らしていたり、
車を少し走らせるだけで、
映像が切り替わる、どこまでも続く広大な自然

可愛いらしい山たち ポコポコ


3回目のトライ・・・

2回のヒロチャレンジでは、コナから時計回りでヒロへ向かってみたけど、
全く着かないので、逆回りに変更。到着して1週間ちょいで、3度目のトライは、ひたすら溶岩沿いを走る。
いろんな方向から風が吹きあげていて、皮膚は寒いけど、島全体が今も生きている活火山で、身体の芯から温まる新感覚ドライブ

と、

突然の尿意が

あっ!ここいいじゃん、と駐車もできそうなスペースもあり、それにしゃがんだら道路沿いから見えないところ発見

車から降りると
海から、溶岩の坂を上ってくる風はかなり強めなんだけど、溶岩の黒と海の青、空の色彩は美しい光景が広がっている。

尿を足している最中、
どこからなくピョコピョコと近づいてくる1羽の鶏

手を伸ばせば触れる距離 
周り見ても他に鶏はおらず、ましてや2足歩行でいるのは私たちだけ

煌々としている美しい鶏に見惚れ、しばらく一緒に過ごす。

新しい小さな友達と、私の車の周りをまわってみたり、あっという間に時間が過ぎる。

ほんとここに鶏がいるのが不思議なくらい。

一緒に過ごしていた火の鳥🐦‍🔥

バズ・ライトイヤー、参上

鶏と過ごしていると、
カルフォルニアから来たバズそっくりな人が現れ、同時にトイストーリーの主題歌も脳内再生
You've Got a Friend in Me~

翻訳機で、
なぜハワイ島に来たのか、何をしているのか、と聞かれ答えると
バズは目を丸くしCOME ON!
僕の友達はキャップテンで
ヒロにヨットを留めているんだ、僕の後ろを付いてきて!と。
その彼の放つ音はピュアで、疑うことなく何分か走らせた。

まさに、鶏がつないでくれた縁?というか、
小さい友達と過ごしていたことで、チューニングされていたのかな、なんて感じたり。


到着したのは、南のエリアの植物あふれるお家(以後・森のお家)


ここからヒロまでも1時間30分の距離・・・であるものの
ヒロに惹かれる者としては今までで一番ヒロに近づいたかもしれない。


キャプテンDANとの出会い

突然の訪問に関わらず、ダンは深いまなざしで迎え入れてくれた


懐かしい感じもするような、
おじいちゃんが、よくきたねって言ってくれている感覚で、自分のおじいちゃんにもどことなく似ている


ポットに入ったここで採れた薬草茶を出してくれ眼がよくなる自家製ノニスプレーを目にプッシュしてくれた
(即効性あり、数秒間、めっちゃ見えた、ノニすごい)


大地を一歩一歩感じながら3人で庭を歩き
庭に植えてある
バナナ、マンゴー、コーヒー、アロエ、パパイア、ココナッツなどの
食べられる森に30年前から植えているものもあるそう。どおりで、背が高い木が多いわけだ。

ふと、キャプテンは立ち止まり『CHI』と言い、目を閉じ、大きく手を広げた。最初CHIって何のことかわからなかったけど、
『氣』と言っていたことが分かった瞬間、あ~!となる

また、すぐにでも会えるような氣がして、この日はコナに戻った。

森のお家


ヒロまで大冒険の一日

ダンに会った日から次の旅が始まる予感がした
コナでの宿泊はあと4日5日分あり入金済みだったけど、キャリーケースに荷物をまとめソワソワしている自分

2週間のコナ生活が終わったら、
ヒロのヴィッパサナー瞑想に行ってから
オーストラリアに行こうってぼんやり計画してたけど、風が吹いた感じがしてオーストラリアの宿はキャンセル、飛行機もキャンセル

ヨットで、日本行くってメールにも書いてあり、完全にヨットで日本帰れる!って舞い上がる。DANからヨット乗ることを聞いたので、一応すべての荷物は持って宿を飛び出たの。
宿からバス停が地味な坂で、
ロシアの方が乗っけて行ってくれた、ハワイ島初のヒッチハイク

キャリーケースの上にフルーツなど詰めた段ボール箱を引いて、いくら待っても来ないバス
お待ちかねの初めてのバスデビューは、ガリレオガリレオが爆音で流れ、おばちゃんが運転手に絡むたびにガリレオの音量はさらに大きくなっていく(笑)
デコボコ道ではないのに、急発進急ハンドル、でヘッドハンド状況、バスに乗っているだけで疲労(笑)

ヒロに行くなら、あと2回乗り換える必要があり、次は平和でありますようにと願うばかり

Wi-Fiとバス移動について
⑤まほろとマハロが出会う島
---ハワイ島入国出国とハワイ島での通信/移動事情---ともリンクしています


ここからがハラハラドキドキヒロへの大冒険!?

2回目のバスは平和で特に記憶がないくらい、
いよいよ乗り継ぎラストの3本目のバス

ハワイ島のバス(Hale-on)は全部無料とはいえ、この運転手は5ドルぼったくりおじさん。バスの中は極端に冷えていて、夜になれば、グッと冷え込む。仕事帰りの人達は毛布持ち込みしているくらい。コナから何度トライしてもいけなかったヒロの地、バスで反時計回りで向かったのだけど、変わりゆく景色は幻想的

三本目のバス/トイレ休憩の一枚

到着したころには、すでに真っ暗で20時過ぎ

雨上がりでアスファルトは湿っており、wi-fiを繋げるために光のほうへ歩いていく。風に吹かれ、糞尿の匂いがし、下から背後から視線を感じるヒロの町。それはどことなく居心地はよくないんだけど、絶対大丈夫っていう自信があった。背中から何か出てんじゃないかと思うくらい、火の中でもゆっくり歩いて行ける、大丈夫/自信/・・・・っていうのが私から出ていた。
(今思うのは火事場の底力?)

ふと、ここでの野宿は嫌だなと思いつつ
10-20分歩いてWi-Fiを繋げDANと何時間ぶりのコンタクトすると
本日のヒロでのステイ先もなくなったと連絡が!


・・・・まさか・・・・

ガラス越しに移る作務衣姿で、段ボール積んでコロコロ進む私、

まさにたった今ホームレスではないかー

合流予定場所も随分変わったため目的地まで徒歩だと40分くらい

はあ、と下向くと、1ドル札発見

ちょうどダイソー前で、警備員にはやはりホームレスに見えたのだろう、
これは君のだ、って、言われちょっぴりラッキーでもあった

近くで迎え待ちしていたロコガールに助けてもらい、ウーバー(配車サービス)を手配。

車で5分 $7.45 だったけど 
車窓からの景色は街灯はなくうっそうとしている。ウーバー利用してよかった。運転手にもなぜあの時間にあの場所にいたんだ、って聞かれたけど、光っていたから向かった、としか言いようがない。

目的地に着き、Wi-Fi繋げながら、DANとの再会は21時過ぎ、やっと着いた〜よく来たね~ともうすでに眠たい2人。この日は互いに大移動、トラブル、冒険ありつつ盛りだくさんな1日だった。

ただタイミングがずれていたけど
何とかこうにか出会えたことに、ほっと一安心で、手漕ぎボートでヨットまで向かう


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