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ヤマトタケル物語【隣のシグナス】《1.神話の続き》
こんばんは! 湘南占い◆白樺の騎士団・七庭(ななば)です。
今回から神話を題材にした物語を書いていきます!
主役はヤマトタケル様。私の守護神様です。
日本神話の英雄として有名なので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
語り継がれてきた神話を紹介しつつ、神話のその後の物語を書いていきたいと思います。
ちなみにタイトルの"シグナス"とははくちょう座のこと。
白鳥はヤマトタケル様の象徴と言われています。
イラストを描いてくださったのは川上ケイコさん(Instagram)です!
ヤマトタケル様の魅力を完璧に再現していただきました(^^)
それでは物語の本編をご覧ください(^^)
※この作品は私の創作神話です。無断転載、二次利用はご遠慮ください。(©︎2020 白樺の騎士団 七庭育)
◆プロローグ〜はくちょう座の白鳥
夏の夜空に輝くはくちょう座。
その白鳥は、ギリシャの神・ゼウスの化身と言われています。
でも、それはあくまでたくさんある説のうちの1つ。
「その白鳥の正体は何か」という問いの答えは、見る人の数だけあるのではないでしょうか。
私ははくちょう座を見たとき、ある神様のことを思い浮かべました。
日本神話の英雄・ヤマトタケルのことを。
◆旅の記憶
ヤマトタケルの姿を初めて見たのは、1年前のことでした。
"神様は神社や天上界にいるもの"と思っていた私。
目の前に神様がいる状況に驚きを隠せませんでした。
彼は私の守護神で、私に"あること"を依頼するために姿を見せてくれたそうです。
「"旅の記憶を書き留めてほしい"…ですか?」
意外な依頼内容に私は少し戸惑いました。
すでに『古事記』や『日本書紀』にヤマトタケルの旅に関する記述は残されています。
なぜ改めて私に旅の記録をつくるよう頼んできたのでしょうか?
すると、ヤマトタケルはこう言いました。
「書いてほしいのは、書物に残されている話の続きだ。神話のその後を描いてほしい」
「なるほど…わかりました。私で良ければ書かせていただきます」
こうして、私はヤマトタケルの旅行記を書くことになりました。
◆旅行記のタイトル
私は彼の体験談を聞き、話の内容をノートに書き留めました。
あとはそれを文章にするだけです。
私は早速原稿に取り掛かりました。
想像以上に執筆作業ははかどり旅行記はあっという間に出来上がったのですが、タイトルがなかなか決まりません。
行き詰まりを感じて困っていたとき、本棚にあった星座の本が目に入りました。
(そういえば星座と神話ってリンクしていて面白いんだよね。まあ神話といっても、ギリシャ神話がほとんどなんだけど)
そう思いながら本を手に取ると、偶然「夏の大三角」のページが開きました。
こと座のベガ、わし座のアルタイル、そしてはくちょう座のデネブ。
夏の夜空を彩る美しい星たちです。
(はくちょう座かあ。そういえば白鳥はヤマトタケル様の象徴だったなあ…あっ、そうだ!)
私はひらめいたタイトルを書き添え、ヤマトタケルに原稿を渡しに行きました。
◆隣のシグナス《1.神話の続き》
以下の文章は、私がヤマトタケルに渡した原稿の冒頭部分です。
【はじめに】
夜空に輝く星は、地球から遠く離れた場所にあります。
「星に手が届きそうだ」という表現がありますが、実際にそんなことはありえません。
でも、遠くにあると思っていたものに手を伸ばしてみたら予想に反して手が届いたということも時々起こりうるのです。
距離があると思っていた存在が、実はとても身近な存在だったということもあるかもしれません。
私にとって、神様ーヤマトタケルはそういう存在です。
「星のように遠い存在だと思っていた神様が隣にいる」という驚きと感動をタイトルに込めました。
この文章がきっかけで、神様に親近感を持っていただけたら幸いです。
【白鳥の旅】
気がつくと、私は白鳥の姿になっていた。
私はヤマトタケル。
大和の国の皇子として諸国を平定するために長い旅をしてきた。
病に倒れて将来のことを案じているうちになぜかこの姿になっていて、今とても驚いている。
白鳥になったのはなぜなのだろうか。
よくわからないけれど、これでようやく故郷へ帰れる。
私は翼を広げ、大和の国へと飛び立った。
帰郷してしばらくしてからのこと。
私の中に旅に対する憧れが芽生えていた。
長い間旅をしてきてやっと大和に帰ってこられたというのに旅心がわくなんて、自分でも妙だなと思う。
そういえば、この姿になるまで自分の行きたい場所を旅したことは一度もなかった。
私にとって旅とは"命じられたから行くもの"であり、行き先は常に指定されていたからだ。
白鳥になったことで身分や様々な制限から解き放たれ、私を縛るものは何もなかった。
"私は自由で、どこまでも飛んでいける"
そう思った瞬間、私は喜びのあまり大空へと飛び上がった。
風の中で思い描く自分の未来。
それはこれまで歩んできたような困難に満ちたものではない。
新しい出会いと発見が溢れる輝かしいものだ。
そして私はまだ見たことのない場所を目指して飛び立った。
胸に大きな希望を抱いて。
本日はここまでです!
お読みいただき、ありがとうございました。
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