照館長92歳の誕生日と映画「縁石 ふちいし」
今日、4月28日は別府ブルーバード劇場の岡村照館長のお誕生日。私の人生を大ーーーきく変えてくれた大好きなてるちゃんは今日で92歳になりました。(画像は、映画「ふちいし」より場面写真)
そして別府にきて8年目。毎日のように一緒にお茶して、夢を語りあってた友達で、居酒屋より道のマスター、みっちーこと釘宮道広と企画・プロデュースし、パートナーのひろきくん、ひきしおくん、河村さん、怪獣倶楽部の皆さん、いつも手伝ってくれる後藤くんら最高の仲間達と一緒に作っている別府短編映画制作プロジェクトの第3弾。齊藤 工監督、安部賢一主演「縁石 ふちいし」がついに公開しました。
別府短編映画制作プロジェクトとは
コ
ロナ禍で始まったこのプロジェクトは、観光で別府にやってきた方が91歳の現役館長岡村照が70年以上守り続けてき別府唯一の映画館、別府ブルーバード劇場に観光客の方がふらりと寄ったとき、短編映画ならば手軽に見れるし、その映画に自分たちが滞在している街の風景が映っていたら、訪れた街の風景も、映画館丸ごとひっくるめて素敵な映画の思い出になるはず。
さらには今なくなりつつあるジモセンを必ずワンシーン入れてもらうことで、街に根付いた文化も守れるんじゃないだろうか!というアイデアから生まれた映画です。
第1作に手を挙げてくれたのは土屋哲彦監督と、俳優・津田寛治さん主演の映画「惡党と物書き」
第2作はウルトラマンシリーズの田口清隆監督と俳優・青柳尊哉主演の映画「大怪獣ブゴン」
短編第3作目は、齊藤 工監督、大分県出身の安部賢一さん主演の映画「縁石 ふちいし」
別府の湯治宿にスタッフ、俳優、みんなで合宿して撮ったこの映画は、齊藤監督が舞台あいさつで話していた通り、別府へのラブレターのような作品だと思います。監督を通して紡がれる別府の街の物語、登場する街も人も、みんなが優しく、あたたかい。
滞在しているあいだに別府が大好きになってくれた撮影監督の清水康彦さん、撮影以来何度も別府に来てくれている録音の桐山裕行さんの別府愛もまた、監督の愛とともにスクリーン越しに伝わってくる映画です。
そして主演の安部賢一さんをはじめ、子役の桃李くん、エキストラの皆様も大分で育った方たちがたくさん参加してくれました。
齊藤監督は、音楽を担当しているharuka nakamuraさんの音楽を現場でも流しながら撮影していましたが、実際に音楽が入った映像は心をさらに優しく包んでくれるというか、胸がキューーーンってなる作品です。
今回は監督の提案で、インバウンドで訪れる海外からの旅行客に向け、英語字幕付きバージョンで公開されています。もちろん、旅行客だけじゃなく、地元に住む人たちにも改めて自分の住んでいる場所を好きになってもらいたい!!訪れる人たちを温かく迎えてくれるこの場所が、さらに大好きになる映画です。
4月22日から23日の2日間、計4回の舞台挨拶(そのうち一回は、市内の学生を無料招待したプレミアイベント)が行われ、1000名のお客様がこの作品を見てくださいました。コンパルホールでのプレミアは、わたしの至らなさにより、多くの方にご迷惑をおかけしてしまいましたが、同時にたくさんのことを学び、最高に素晴らしい時間を過ごせました。皆様、ありがとうございました。
そしてこの作品は、別府ブルーバード劇場で通常上映が始まっています!!!
まだ観ていない方も、これからご覧になる方も、ぜひお誘い合わせの上お越しください。
ありがとう別府、そして大好きな照ちゃん
思えばわたし自身、別府にはずーっと救われてきました
8年前、映画ライターとしての仕事がすごく辛くなってしまって、試写に行くのも苦しかったり、息が詰まるような毎日を過ごしてました
そんな時に一人旅で訪れた別府に救われ、偶然出会った別府ブルーバード劇場に惚れ込んで、旦那様を亡くして以来50年以上この映画館を守ってきた岡村照館長と出会い、別府に移住することになりました
それからいろんなイベントをしたり、映画祭をしてきました
最初の頃は「よそものの女がでしゃばんな」なんて言われて、しゅんとしたりしたこともあったけど、それでもずっと突っ走っていられるのは
わたしの心の中に
8年前からいつも変わらず、たったひとつの
照ちゃんの映画人生を、映画の光で照らすんだ!
(`・ω・´)キリッ
という気持ちがあるからです
そして照ちゃんを照らす太陽は、どんどん増えてっています
たくさんの方々に観ていただいて、たくさんの方の笑顔を見て、そんなお客さんの笑顔を嬉しそうにみる照ちゃんを見て、森田まほの幸福指数は爆上がりなのです
今後とも別府ブルーバード劇場、ならびに別府短編映画制作プロジェクトをよろしくお願いします。
照ちゃん、92歳のお誕生日おめでとうございます!
これからもずーーーーーーっと大好きです。ずっとずっと元気でいてね
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