放課後まほらbo第一話「まほらboの起源」
【第一話】
■仕組まれた自由と「主体性」
■放課後ゴールデンタイムの特性
■学ぶ意欲とスキルとは
■自然・生活体験が「知」の基盤になる社会
■まほらboの挑戦
「あそび」は「最高のまなび!」って、ホンマでっか⁈
それを放課後タイムで実証するのが、アフタースクール放課後まほらbo。
「放課後で、学ぶ意欲とスキルを育てる。」ことに挑戦します。
平成28年から始めた東京学芸大学パッケージ型支援プロジェクト放課後児童クラブ活動で、わかったことがあります。
「こどもは、お仕事が大好き!」
「えっ?『あそびは、最高の学び』って話じゃないの?」
それがわかる物語を、第一話ではご紹介しましょう。
経済格差が学力格差を生む背景には、体験格差があると指摘されていますが、低コストでいろんなコンテンツを準備し、体験出来る仕組みをつくるだけでは充分とは言えません。それでは、学校の時間割を放課後のコンテンツに置き換えるだけのこと。
しかも「体験あって、学びなし」の残念な状況を生んでしまう危険もあります。
「何が危険なの?」
それは「あ~、楽しかった!」の落とし穴。
これが曲者なので、要チェックです。
他にも「面倒くさ」「難ぅ~」「わからん」も同様なんですが、これは、後ほど解説します。
つまり、私たちが気付いたのは「なにをするか」も大事ですが、「どのようにするか」が、とても大切だということです。
■仕組まれた自由と「主体性」って
「♬仕組まれた自由に~誰も気づかずにぃ~(^^♪)と尾崎豊さん風にシャウトした懐かしいカラオケも出禁に。歌詞でも触れられますが、放課後は、街をふらつきゲームセンターで仲間とピンボールに興じて笑い、はしゃいでいた・・・自由に。でもそれは見せかけの自由と束縛の多い学校への反発で、ホントの自由と言えるのか、自由っていったいなんだい?と、歌詞は自由への憧れと恐れを吐露します。
「自由」とはなにかも知らず「こどもの自由な意見を尊重する」だの「おやつは自由に食べたい」「スタッフの自由は?」などという日本人のなんと多いことか。
でももっちゃんは知っています。放課後の自由は「〇〇〇」にすごす資質・能~力~…?。そうです、放課後での「自由」の実現に「主体性」は欠かすことができません。
現行の学習指導要領にも数えきれないくらい出てくる、この「主体性」。
誰に聞いても「大事だよね『主体性』!」といわれますが、放課後の時間に、その育み方を明確にし、組織的に実践するケースは稀かも知れません。
■放課後ゴールデンタイムの特性
少し長くなってきたので、続きはまた・・・
【もっちゃん】