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正解不正解じゃない

子宮体がんの術後の結果を受けて抗がん剤の進められ悩む中、乳がんの手術日が決まりました。
抗がん剤の事、乳がんの手術の為の準備、もう頭がまわりません。
がんを掛け持ちする身としては、日々の生活がいっぱいいっぱいで、気持ちの置き所がなくなってしまい、ちょっと大げさですが世界から取り残されて立ち尽くしているような感じです。

その頃このブログを始めました。もういろんなことを抱えすぎて自分の中がパンパンになってしまい、アウトプットしないとどうにかなりそうで、どこかに吐き出したくて必死でした。お陰で今はこのブログが私の大事な癒しの1つになっています。読んでくださる方にも感謝です。

婦人科の診察までの2週間、抗がん剤に関連したことを調べまくってました。やはり一番気になるのは脱毛。医療用ウイッグをチェック。梅宮アンナさんが積極的にそういったことも発信していたので、インスタも食い入るように見ていました。
そうすると、インスタやFBでも上がってくる広告がどんどんウイッグ情報で埋め尽くされていきました。それまでも乳がんの情報がバンバン上がっていたため、私のSNSはほぼがんの情報で埋め尽くされました。
これはまずい、そう思いスマホをおきました。

この頃10年来お世話になっている方にお会いすることができました。今まで家族、職場の上司以外で病気の事を話したことはありませんでした。
どこかでがんになった自分を恥じていたのでしょう。どうしても友人に話すことができませんでした。
でも思い切って話してよかった。まず怒られました。なぜ言ってくれなかった?私たちはファミリーなんだよと。泣けました。そこから今までの事を全て話して、自分の気持ちの整理がつきました。ブレていた中心が元に戻りました。自分の心に従う、その原点に戻れました。

婦人科の診察日、先生に抗がん剤はやりませんと伝えました。先生も理解してくださり、これから注意深く様子を見ていきましょうということになりました。
不安はあります。転移するかもという恐怖に飲み込まれそうにもなります。これが正解なのかは分かりませんし、抗がん剤をするのも正解なのかは分かりません。正解不正解ではなく、心の声に従いました。これからは私自身も積極的に食事や他の生活習慣も意識して取り組んでいかないといけません。
さぁ大変だ、と思いながらも気持ちは晴々していました。

気持ちを新たに乳がん手術に向けての準備に入りました。

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