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【ネット広告代理店3年目】就活生さんからの質問と回答まとめ

Matcherという就活生向けのアプリで約20人の就活相談にのってみたところ、

・だいたい同じこと聞かれちゃう...
・相手の悩みを聞きたいのに、私が質問に答えるばかりで終わっちゃう...

という悩みが発生しました。

就活生さんの質問の傾向がある程度わかったので、
このnoteで回答をまとめて書きました。
今後連絡くれた就活生さんにはまずこれを読んでもらおう!と思っています。

文量が多いので、目次から読みたい内容にジャンプして読んでください。

【前提:私ついて】

女性、日本人です。愛知県で生まれ、公立の小中高を卒業し、
大学は愛知の県立大学です。
専攻は英米学科で、英語の先生になるための教育学のゼミに入ってました。

大学在学中に2年間休学してミャンマーに行っていたので、
卒業まで6年かかり、2019年に卒業しました。

休学2年間のミャンマー生活は、1年目は現地のNGOで教育ボランティア、2年目はミャンマーにあるベンチャー企業(ソーシャルビジネス分野)で長期インターンでした。

なぜミャンマー?とかいう話はこちらに書いたので読んでみてください。

https://note.com/mahohidaka/n/n4da533d5bfb9

就活を始めたのは2018年の1月。内定をもらったのは2018年6月です。

2019年の4月に入社しました。

就職先は大手ネット広告代理店で、業界の3~4位を前後している上場企業です。

運用型広告のディレクターとして配属され1年半働き、その後2020年12月に部署異動して、今はSNSコンサルタントをしています。

以下、学生さんから聞かれた質問と回答を書いていきます。

【私の就活について編】

Q(1). なぜ広告業界を選んだのか?

A.就活し始めのころ、興味があったのはIT業界と広告業界でした。

ITは休学していた時に途上国のミャンマーでどんどんスマホが普及して、人々の暮らしが変わっていったことを見ていたので、デジタルの推進力を感じたからです。

広告はADK(総合広告代理店)の説明会で、広告の可能性に興味を持ったからです。
ADKで聞いたのは、動物保護団体の寄付のプロモーションを支援した事例で、

「アイデア次第で営利・非営利の目標達成の力になれる」という点で広告(プロモーション)って面白いなと思いました。

就活を進めるうちに、広告業界の中でも特に、「IT×広告」が可能な、デジタルマーケティングという分野に絞って就活しました。

Q(2). 就活の軸は何だったか?

A.  就活の軸は、就活を進めながら徐々に変わっていきました。
最初は本当にざっくりしていて
① グローバル展開している
② 将来役立つスキルが身につく…?
くらいしか考えていませんでしたが、

最終的な軸は
① 風通しがよく意見を聞いてもらえる会社
② マーケティングを実務を通して学べる会社
③ 若手を重視し成長機会を与えてくれる会社

この3点に落ち着きました。

①の風通しについては、自分は正義感が強く、「年功序列で年上の意見が絶対通る。」のような理不尽な雰囲気は嫌だと思ったからです。

②のマーケティングについては、広告って面白い!と思ったあとに、
「広告はマーケティングのひとつの手段でしかない。」
「マーケティングは売れる仕組みを作ること全てを指す。」と本を読んで知り、
マーケティングを身につけたら、いつかミャンマーに戻って、貧困解決のためのソーシャルビジネスの力になれるのでは…と思ったからです。

ただ業界が面白そうというだけでなく、自分なりの目的ありきで仕事をしたかったのでこの軸を加えました。

③の若手重視・成長機会については、私は定年まで一つの会社に勤めるのではなく、色んな環境で仕事をしたいと思ったので、転職をすること前提でキャリアを考えていたからです。

「最初の3年間は雑用」みたいな伝統は嫌で、若手にも責任ある仕事を任せてくれる会社で、スピード重視で成長したかったという考えをもとに、この軸を追加しました。

Q(3). 今の会社に入社した決め手は?


A. 結論、先程の軸のすべてを満たしていたからです。

①の風通しの点だと、現場社員さんから
「若手でも意見を聞いてもらえる。誰が言うかではなく、何を言うか(正しいこと言うか)を重視する会社だよ」
と選考途中の面談で聞いていました。

②のマーケティングの点も、今の会社は広くデジタルマーケティング全般のサービスを売りにしているので、多くを学べると思いました。

③の若手重視の点では、説明会に社長が自ら登壇し、会社の未来を語っていたことから、若手重視の会社だと感じていました。
「社長って忙しいのに、まだ入社も決めてない私たちに時間を割いてくれるなんて…」と感動したし、


「君たち若者が会社を、社会を変えていくんだ。」と言う社長の会社なら入社後の研修も充実してるはず。そう思いました。
実際、入社後の研修も手厚く、配属してすぐ大手クライアントを任されました。

Q(4). 面接で話した志望動機は?

A. 当時の面接では

「将来はミャンマーで社会貢献できる事業を立ち上げたい。自分で起業する、もしくはソーシャルビジネスを起業する人の手伝いがしたい。そのために私はマーケティングを学ぶことができる御社で力をつけたい。」

と話していました。

※ソーシャルビジネス=社会課題をビジネスで解決を目指す分野

ある意味「御社でずっと働きたい人間じゃないよ」と伝えることになりますが、うちの会社ではむしろ「自分のなりたい姿、夢が明確でいいね!」と好印象でした。
なぜソーシャルビジネス?なぜマーケティング?というのは「今の世の中のトレンドだから。」ではなく、すべて自分の原体験(エピソード)を話しました。

もちろん、志望動機=「なぜうちに入りたいの?」という質問なので、「ただ軸に合ってるから」ということだけではなく、

「御社の理念に共感している」とか「御社の社員さんと話して、こんな先輩方と働きたいと思った。」という話も混ぜて答えていました。

Q(5). 面接で「入社後何をしたいか?」に対し、どう答えたか?

A. マーケティングの本質である「売れる仕組みを作ること」のためには、お客さんへの提案活動が肝だと思っていたので、営業を志望していました。
(今思えば、当時は営業くらいしか職種を知らなかったです…。)

「お客さんの御用聞きではなく、本質的な提案(ちょっと踏み込んだ、挑戦的だけど目的達成をねらう手段)をしたい。」

そんなことを話したと思います。

Q(6). 入社後にやりたいことは変わった?今のモチベーションは?

A. 今でも「マーケティングスキルを身につけて、いつかミャンマーや途上国の役に立ちたい」と思って働いています。
また、途上国の他にも、日本の地方自治体や中小企業とも一緒に仕事をしてみたいです。

他にも死ぬまでにやりたいことは沢山あるので、最近描いたイラストを見てください↓

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※CMO= Chief Marketing Officer、最高マーケティング責任者

最近は右上の「大学の先生」という夢が強くなってきており、国家資格キャリアコンサルタントの講座やコーチングを勉強したりと行動を起こしています。

【広告業界について編】

Q(1). 広告代理店のビジネスモデルって?

A.弊社は広告代理事業以外にも様々なサービスをしていますが、広告に関する質問を多くもらったので、ここでは広告事業について話します。

広告代理店のお客さんはメーカーや事業会社(自社でサービスや商品をもっている会社)がメインです。

具体的に言うと

ゲームアプリのメーカーさんが「売上を伸ばしたい。アプリのダウンロード数を増やしたい。よし、ネット広告を活用して広めよう!…でもネット広告って配信設定とか細かくて難しそう…よし、プロに任せよう!」

となったとき、「うちの代わりに配信してくれない?」と広告代理店に声がかかります。

お客さんの売りたい商品やサービスをネット上で広告配信し、手数料で儲けるビジネスモデルです。

Q(2). ネット広告代理店の具体的な仕事内容は?

ネット広告と一言に言っても、色んな種類があります。

リスティング広告、ディスプレイ広告、動画広告、SNS広告、アフィリエイト広告…etc.

また、広告代理店と言っても、広告以外の分野のマーケティングに関わるサービスもしています。

(このことから、弊社のことをデジタルマーケティングの会社・デジタルエージェンシー、などと呼ぶこともあります。)

CRM、SEO、LPO、コンテンツマーケティング、インフルエンサーマーケティング、SNSマーケティング、公式LINEアカウントのコンサルティング、ブランドコンセプト立案、DX支援…etc.

タレント起用してWebCM動画を作る部署もいますし、DXコンサルとしてお客さん先に常駐している人もいます。

実際はどの事業部、部署に配属されるかで仕事内容はそれぞれです。

分業制なので、同じ会社でも部署が違えば、リスティング広告しか触れない人もいれば、インフルエンサーマーケティングしかやらない人もいる状態です。

ちなみに今わたしはSNSマーケティングの部署にいるので、企業のSNS運用(主にTwitter、Instagram)やインフルエンサーPRに関わることだけをやっています!

Q(3).運用型広告のディレクターの仕事内容は?

運用型広告の中でも私はリスティング広告(検索結果ページの上位に表示される広告)と、ディスプレイ広告(ニュース記事などで出てくるバナーの広告、動画広告)を担当する部署に1年半ほどいました。

(↓リスティング広告の例。黒文字で「広告」と書いてあるものです)

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私が担当したお客さんは大手の保険会社と人材会社で、ネットで入れる生命保険や転職サイトなどの広告です。

私の職種は正確には「トレーディングディレクター」でした。

ネット広告には裏の配信システムがあり、1回の表示ごとにオークションが発生しています。

オークションでいかに安いお金で、保険契約や会員登録してくれそうなユーザーを多く集めるか。
ここを改善していくので"トレーディング"のディレクターです。

具体的な業務内容は広告の配信設定、予算管理、効率改善がメインです。

Q(4). 残業は多いか?

広告代理店=ブラック、というイメージを持つ学生さんも多いようで、よくこの質問を受けます。

結論、(うちの会社の場合は)担当の案件によります。ただし、必要のない残業はしません。

残業時間が多いとマネージャーから声がかかりますし、部の成績にも影響します。

会社としても、少ない人件費でより高い売上を上げるべきという考えがあるので、無駄に会社に働いたり、残らされることはありません。

一方、代理店という立場で、お客さんの要望を叶えるために残業するときはあります。

「来週から新商品が出るからそれに合わせてネット広告を打ちたい。」とか、
「今月は売上が好調なので、さらに広告の配信強化したい。」などです。

案件事情は仕方ないときもありますが

基本的には「時間内に自分の仕事を終えるのも自己管理のうち」という考えもあるので

「1年目が先輩より先に帰るの?」みたいな雰囲気は全くありません。

むしろ「残業無しでやること終えてえらい!イケてるね☆」です。

Q(5). 業務の楽しさ、難しさは?

楽しいときは、自分で考えた広告文が採用されたり、その広告文で実際に申し込みなどに繋がったときです。

逆に難しさは、限られた資源(ヒト、時間、カネ)の中で成果を最大化しないといけないところです。

予算が限られていると、特に戦略が重要です。

同じやり方では同じ結果にしかならないので、
「どうしたらもっとよくなるか?」と改善する姿勢を常に持つのは、難しさがあり鍛えられます。

Q(6). デジタルマーケティングに向いている人は?

以下3つの要素はどんな職種、部署配属でも必要だと思います。

① 情報を自分で集める姿勢があること

世界で最も使用されているGoogleの広告プラットフォームでは2019年の1年間だけでも41の機能アップデートがありました。

デジタルマーケティングの業界ではこのようにアップデートが日々起きる上に、新しいプラットフォームは年々増えていきます。

TwitterやInstagramでも、毎週のように機能のアップデートがありますし、新興のSNSも次々と出ています。

「経験があるからできる」というものは少なく、
常に最新の情報を自分で取りにいく姿勢が欠かせません。
専門用語も横文字(英語由来)が多いので、分からなかったらすぐググる姿勢が必要です。

② 変化を楽しめること

アップデートが激しい事実とも関連しますが、デジタル業界の市場変化は激しいです。

新しいアルゴリズム、新しいテクノロジーで、今までのことが無かったことになるような変化もあります。

歴史の長い業界(建築、金融など)に比べると、IT業界ってどんどん変化していくので、

変化を楽しめる姿勢はこの競争の激しい業界で必須ではないかと思います。

③ 仮説思考を持っていること

アナログの広告(新聞、屋外広告など)だと、広告を設置したら終わりで、その広告を見た何人の人が購入してくれたかは不明です。

しかしデジタル広告なら、いつ誰がみて、クリックして、何人が購入まで至ったのか全てデータで見れます。

(もちろん個人情報は分からない範囲のデータですが、意外と企業にデーターを取られているんだなあと驚く学生さんが殆どです。)

このようにデータがあるからこそ、欲しい人と売りたいブランドのマッチング精度は高まると思いますし、ここがデジタルマーケティングの魅力です。

ここで仮説思考が重要になります。

データがあるからこそ、広告の効果(良かったのか悪かったのか)が明確なので、

「さらに良くするためには?ここを変えたら良いかな?」と仮説を立てて試行錯誤することが仕事になってきます。

正解のないものをあれこれ考える・試すことが好きな人はデジタルマーケティングの仕事に特に向いていると思います。

Q(7). コロナの影響はどうか?

影響はありました。広告費ってそもそも、お客さんの経営状態が良くないと割けないものなので、業績悪化で広告配信がストップになったお客さんもありました。

一方でステイホーム・在宅が増え、ゲーム業界やフードデリバリー、ECなどは逆に好調で広告予算が増額したところもあります。

【御社について編】

Q(1). 個人で働くことが多い?チームで働くことが多い?

会社をひとつのチームと捉えたり、部署でもチームと捉えることもできるので、この質問への回答は曖昧になるのですが…

個人作業とチーム作業とどっちが多いかと言うと、50:50です。

職種ごとのチームと、案件別のチームメンバーとミーティングで議論することもあれば、

「じゃあそれは私がデータをまとめますね。」となれば個人作業で取り組みます。

Q(2). 入社後のギャップは?

3点あります。

① 最初の配属先が希望通りではなかったこと
② 想像よりボーナスが少なかったこと

①に関しては、最初は希望通りではなかったですが、
今は希望の部署に異動できたのでよかったと思っています。

また、はじめの部署で得た広告の知識も今の部署で役に立っているので、無駄ではなかったと思います。

②のボーナス面は私はそこまで気にしていませんが、一部の同期はガッカリ度が大きかったようで、よく耳にしたので書いておきました。

Q(3). 転職する人の理由、次の勤務先は何が多いか?

転職理由は大体、2つのパターンかと思います。

① 他にやりたいことがあり転職しないと叶えられないため
② 金銭面の理由

私の入社後のギャップに書いたように、配属に納得がいかないまま我慢して働いている場合、「社内で異動ができないなら転職」と考えるのは自然だと思います。

私は運よく部署異動できたので、まだしばらくは現在の会社に勤めるつもりです。

転職先は人それぞれです。他の広告代理店に行ったり、事業会社、メーカーへ行ったり、家業を継いだり起業したり。

うちの会社の良いところは、次の仕事がなんであっても、ポジティブに送り出すところ。

「辞めるの?裏切り者...」なんて言う人はおらず、個々人の選択を尊重して、最終出社日には卒業式をやっています。

社長が「個々人に夢をもって働いて欲しい」といつも話していることと、「うちの会社を卒業したら、今度はパートナーとして一緒にビジネスをしよう」とポジティブな考えを持っているからこその社風だと思います。

Q(4). 社員に共通する性格は?どんな雰囲気の人が多いか?

自分の意見をはっきりと持っている人
他者に貢献したいと思う人
自己成長を求める人

このあたりが多いと思います。雰囲気としては根が真面目&時々遊びという感じだと思います。

社内政治も無く、誰かを蹴落とそうとか優位に立とうとたくらむ人もおらず、平和で温厚な先輩ばかりです。

Q(5). 他の代理店と比べた強み、特徴は?

ただの便利屋さん的な広告代理店ではなく、

お客さんのデジタルシフトを全面支援するビジョンを掲げ、最近はDX事業を立ち上げていることが強みだと思います。

また、「日本人の仕事満足度は世界最下位。デジタル支援によって無駄な仕事を減らし、やりがいを感じて働ける日本人を増やしたい」という社長の思いも特徴的だと思います。

Q(6). 働き方は自由か?

自由です。以下、自由なポイントを書きます。

① 基本リモートワーク

まず、会社としてコロナがキッカケで全員がリモートワーカーになりました。新入社員も入社後すぐに在宅勤務です。

しかも、会社としてオフィスを半分売り払ってしまったので、「コロナ関係なく永久リモート方針」の会社です。

席も半減したので、「全員同時に出社しないで…席足りないから…。」ってスタンスです。
なので、月に一度も出社しないような人もいます。

ちなみに、副業もOKです。

② 服装の自由度が高い

これは私が就活していた頃からですが、社員さんの殆どは私服で出勤しています。
最終面接の役員もジーパン&スニーカーだったので、驚いたのが懐かしいです。

「お客さんのアポがあるから今日はスーツ」という営業さんもいますが、アポが特になくて社内で作業するような日はスニーカーで来る人もいます。

私も1年目からパーカーで会社に行ったり、スニーカーやスポーツサンダル(Tevaとか)で会社を歩いてましたが、何も言われませんでした。

髪の毛に関しても、金髪の先輩もいますし、インナーカラーをいれてる人もいて自由です。明るさの指定も特になしです。

③ フレックスが使える

フレックスって自分で働く時間をコントロールできるので便利です。
うちはコアタイムが11~16時なので、つまりは

「朝は11時までに開始すればOK、終わりは16時以降ならいつでも上がってOK」です。

「朝型人間だから8時開始」って人もいれば、「朝ニガテだから11時開始」って人もいます。
ただ、月の最低労働時間は決まりがあるので、どこかで短く働いたらどこかで長く働くという制約はあります。

自分で生活リズムをコントロールできるので自由度は高いと思います。

【就活ノウハウ編】

Q(1). インターンはどれくらい受けるべき?

「いくら受けたらいくら内定をもらえる」というセオリーはないので、数は気にしなくて良いと思います。

インターン参加ゼロ、唯一選考を受けた会社にそのまま就職というパターンという友人もいました。

十人十色の就活のやり方があるので、マイペース(各々のペース)で良いと思います。

Q(2). 説明会はどれくらい受けるべき?

これも、人それぞれだと思います。

ちなみに私は30社ぐらいの説明会を聞きました。
興味を持った会社の説明会を片っ端から申し込んで、結果30社ほどでした。

「聞いて損した…交通費返して」と思うくらい、つまらない説明会があっても、
「なんで自分はつまらないと思ったのか?何が嫌だったのか?じゃあ、どんな会社なら良いのか?」

と自問自答して、就活の軸を磨くために説明会を活用してました。

Q(3). 業界はどう絞ればいい?

A. 就活スタート直後、業界を全く絞れなかった私は、とりあえずマイナビ合説に行きました。

「興味のある業界の代表的な1社ずつの説明をすべて1日でまわろう!」と決め、商社やメーカーなど複数の業界の話を聞きました。

英語ができるからグローバル展開のあるメーカー?と簡単に思ってメーカーの話を聞いてみましたが、
話を聞いていて眠くなったので消去法で却下。

眠くなる会社=興味ない、ので入社後絶対ミスマッチになる。
選んだらダメ、、!


という具合に消去法をしていった結果、IT業界と広告業界まで絞ることができました。

Q(4). 就活の軸はどう決める?

「こんな会社は嫌だ!どんな会社?」
「こんな会社は最高!どんな会社?」

と、ひとり大喜利をしてみるのをオススメしています(笑)

自分の好みがわかるし、嫌なこともわかっておけばリスクを回避することもできるからです。

あとは先述した、興味を持った会社の説明会を聞きまくるという方法も良いと思います。
私は結局、広告代理店に就職しましたが、最初は不動産の説明会も聞きに行ったりしてました。

Q(5). 自己分析はどうやる?

自己分析には2種類あると思います。

① 過去をみつめ、自分を知る「自分史」

自分史を書くことは、定番ですがオススメです。

自分の人生を記憶のある幼少期~今まで振り返り、その時々に嬉しかったこと、好きだったこと、悲しかったことを書きます。

どんな状況だとモチベーションが上がりやすいのか知ると自分の性格について知れますし、

「今後どんな職業につけば同じような喜びを得られるか?」という視点で職選びをすることができます。

親しい友人と自分の書いた自分史を見せ合いながら考えを深めるのもオススメです。

② 未来を想像する自己分析

将来やりたいこと・どんな未来を実現したいか?を考える自己分析も良いと思います。

その場合は、以下の質問を自問自答してみてください。

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「何も制限が無かったとして、どんな状態だったら幸せか?
どんなことが達成できたら、いつ死んでも後悔ないか?」
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手元にまっさらなノートを用意して、思いついたことを書いてみてください。誰も見てません。

どんな大きなことでもつまらないことでも、良いと思います。あなたの人生です。
わがままに、自由に発想しましょう。

ポイントは「何も制限が無いとして」です。

誰にも批判されないし、誰もあなたを止めないし、お金だってあっても無くても大丈夫。

そんな状態なら、何を人生で成し遂げたいですか?
就活は自分の人生を自由に考えられる貴重な機会だと思います。

過去と未来を見つめる自己分析、ぜひやってみてください。

Q(6). 受かるための面接術は?

これも「これをしたら絶対受かる」が無いのですが…
どんな業界、会社でも共通して大事なことは2つあります。

① 面接に遅れない。
遅れても良いけど、連絡を必ず入れる

時間厳守は基本中の基本ですが、社会人は「この学生は時間を守れるか?」というような目で学生を試しています。

ポイントは「連絡を必ず入れる」です。

連絡を入れないと、「うちの会社に対して本気じゃないんだな…こっちから願い下げだよ。」とネガティブな印象を持たれてしまします。

② 質問したことに対して、的確に答えること

これもコミュニケーションの基本ですが、時々できない人がいます。
例えば、Aの話を教えてくださいと聞いたのに、Bの話を答えてしまうパターンです。

緊張やプレッシャーもあり難しい状況もあるかもしれませんが、面接では落ち着いて「今なにを聞かれて、なにを答えたら相手は納得しそうか?」と的確に会話のキャッチボールをしましょう。

【就活でのメンタル編】

Q(1). 就活で疲れたら?どうモチベーション維持する?

私の就活のスタートは周りに比べて遅いほうでしたが、本格的に就活を始めて4,5か月もすると疲れてきました。

「疲れたし、飽きた…。早く終わらないかな。」
これが終盤の本音でした。

自分を試されるとか、自分を頑張って表現するのって疲れます。
当たり前ですが、疲れたら休めばOKです。

受験勉強と同じで、
「はい、今日はここまで~、もうあとはやらない。
今日は遊ぶぞ!就活はまた明日から!」

という感じで適度に息抜きをしましょう。

Q(2). お祈りメールをもらった後の捉え方は?

お祈りされたら、
「私を採用しなかったことを後悔しなさい。
そして私の採用無しで、どこまで会社を大きくできるか頑張ってみなさいよ。」
と思うことにしている。そう言う友人もいました(笑)

私は単純に「縁がなかったんだな~」と割り切っていました。

「その会社に行っちゃダメ、と神様が止めてくれたのかもしれない。良かった、さあ次!」くらいに思うのが良いと思います。

大丈夫、どこかにあなたを求めてくれる会社はきっとあります。

就活は恋愛と同じ。ESはラブレター、面接はデート。両思いになったら入社。
とにかく誰でもいいから付き合う、ではなく、両想いになれる相手との出会いを目的にしましょう。

【さいごに。就活の勝利とは】

ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。
私の就活から3,4年経とうとしていますが、お役に立てたら幸いです。

就活生さんに伝えたいことは「就活は気楽に、マイペースで大丈夫」ということです。

マイペースといっても、「各々のペースで」という意味です。

たくさん比較したいから沢山の説明会に出るもよし、疲れない程度にゆるく少なくやるもよしです。

社会人になったら、転職を考えない限りは
取引のない会社のビジョンや事業方針を詳しく聞ける機会はありません。

「世の中にはこんな会社もあるんだな~」とか
「有名な○○って会社は、未来にこんな事業をしようとしているのか~」とか
「○○ホールディングスってこんなグループ会社があるんだあ」とか

学生という立場を利用して、社会勉強するチャンスです。

社会人からすると羨ましいくらいです。
社会人になると、競合とかの関係で話してもらえる情報が限られてくるので…。
学生の無邪気な姿勢で知識を吸収する良い機会です。

また、就活をバトルに例える人もいますが、
就活では内定を多く獲得した人が勝ちではないです。

理由は、「多く獲得したところで入社できるのは1社」だからです。

3社から内定をもらっても、入社後にお給料が多く貰えるわけでもないです。

就活は自分の居場所さがしであり、
「自分も心から入社したいし、会社も心からその人を仲間にしたい!と思ってくれる会社とマッチングすること」が就活での成功

だと私は思っています。

就活は恋愛と同じ。
嘘の自分を見せてデートして付き合っても、化けの皮が剝がれたら苦しいし、お別れが来ます。

良い関係を築くためにも、ありのままの自分をぶつけましょう。
受け入れてもらえる会社とどこかでマッチングできるはずです。

もしくは、マッチングができなくても、進学やフリーランスという多様な選択肢があります。

内定の数や会社の規模を他人と比べる必要はありません。

どんな選択をしても、
あなたは唯一無二の、スペシャルな人間に変わりはないからです。

自信をもって、自分の人生を楽しみましょう!
以上、就活生を応援する一人の社会人からのメッセージでした。

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