自分を諦めないでいるために。
支援学級に通う次男のしんちゃん。
5年生になり、張り切って学校にいきます。
昨日は学童から帰ってきて、
『つかれたぁーー』とソファにダイブ。
よくがんばったねぇ
と、背中をトントンしたら復活。
さっさと手を洗い、
いつも通りiPadでマイクラを始めました。
学童の先生から、
『しんじさん、今日ずっと1年生の面倒みてたんですよー』
と聞きました。
入学した直後は、
着替えもできない、
勉強もできない、
座ってられない、
朝礼も参加できない、
教室から脱走する、
友達に砂をなげる、
蹴りを入れる、
うまくいかなくてすぐ泣く、
とにかく泣く。
大変だったと思う。
どうなることやらと思ったけど、
私にできたことは、
ただ『寄り添う』だけだった。
着替えがスムーズにできるように、
かっぽう着や体操着にパッチワークをつけたり、
勉強は学校で頑張ってるから
家ではいっさいやらせなかったり、
先生に、
一般級への参加や朝礼などは、
本人に参加の有無を選ばせてほしいとお願いしたり、
他害がでたときは
私がお友達の親心さんに謝るだけで、
家でいっさいその話題をしなかったり。
(諸事情により一緒に謝りにいったこともあるが)
もちろん、
心が揺さぶられるような出来事もあったし、
怒る気持ちを抑えられないこともあった。
悲しくて
悔しくて
やりきれないこともあった。
でも、
しんちゃんの行動には理由があるし、
どうにもならない自分に、
どうしていいかわからない自分に、
うまくできない自分に、
困っているのは、
しんちゃんだから。
ちゃんとやりたいのにできないことを、
わかってあげられる大人が、
1人でも多くいれば、
しんちゃんは自分を諦めないでいられる。
私もその1人でいたかった。
泣き虫で、みんなに面倒をみてもらっていたしんちゃんは、
みんなの面倒を見られる
お兄ちゃんになった。
まだまだできないこともあるけど、
何があっても、
自分を諦めないでほしい。