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選択理論とは

アメリカの精神科医のウィリアムグラッサーが提唱した脳の働きを理論化したものです。

「自分がしていることは、全て自分が選択している。」という考え方で、自分は他人をコントロールできないし、他人も自分をコントロールできないと考えられています。

言葉で聞くと当たり前のように感じるのですが、私たちは知らず知らずのうちに、他人をコントロールしようとしたり、他人からコントロールされているように感じています。

例えば、責めたり、叱ったりすることで相手を自分の思い通りに行動させようとします。

また、「あなたのせいで、私は落ち込んでる。」「あの人が私を怒らせている。」という表現もよく聞くのではないでしょうか?

これは、他人をコントロールしようとしたり、他人からコントロールされている状態です。

責めたり、叱ったところで、コントロールできないことに力を注いでも効果はあまり得られません。

かえって「なんでやってくれないんだ?」「なんでできないんだ?」とさらにフラストレーションがたまるのではないでしょうか?

落ち込むことや怒りを感じることも本当は自分の選択なのですが、相手に主導権があるように感じてしまいます。

これは、考え方の習慣なのでこれから意識していくことで、新しい思考習慣が作られていきます。

選択理論では、自分の周りの出来事は全て情報としてとらえ、その情報に対してどんな行動をとるのかは、自分で選択できると考えています。

だから、どんな出来事が起こったとしても落ち込むのか、次の対策を練るのかは自分次第です。

ただ、落ち込むことも悪いことではありません。

落ち込むことで、人に当たったりしないようにしていたり、誰かから励ましてもらえることもあるでしょう。

このように、落ち込むことで得られることもあるので、逆に言えば何かを得るために落ち込みを選択しているのです。

だから、常に自分の行動を自分が選択していることを意識して、自分自身をコントロールできるようになると、落ち込みを選択することもできるし、違う選択もできるようになります。

選択理論を学ぶことで、自分がコントロールできる部分に焦点を当てて行動できるようになるので、とてもラクに生きられるようになりますよ。

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