夢
「かなえたい夢」
夢って不思議だ。未来へのワクワクや期待が詰まっていたり、不安や焦りで儚くモヤがかかっていたりする。
でも夢ってそれでいいのだ。
文字職人の杉浦誠司さんという方が夢についてこうおっしゃっていた。
「夢という字は、草むらに寝転がってモヤのかかった向こう側の景色(夕焼け/月)を眺めている様子から成り立っているんだよ。だから夢というのはぼんやりしててはっきりしないんだ。」
そう、夢ってそれぐらい漠然と、ただぼんやりと、穏やかな気持ちで眺めることから始まるのだ。
「私のかなえたい夢」
・子どもたちが安心して帰ってこられる居場所を創る。
・子どもたち一人一人が“私が私に生まれてきて良かった”と感じられるような社会を創る。
私の今の夢だ。
私は非常に恵まれた環境で育ててもらった。
日本の昭和初期に見られるような、地域の中で子育てをする。そんな家庭で育った。
だから私には、血は繋がっていないが、母のような存在が3人、兄弟姉妹のような幼馴染が5人いる。
その5人の幼馴染はみんな、私の家に「ただいまー」と言って帰ってくる。
私はその「ただいまー」の声が大好きだ。
日本中の、願わくば世界中の子どもたちが「ただいま」と安心して帰ってこられる居場所があって、「おかえり」と温かく包み込んでくれる人たちと過ごしてほしい。
そんな思いが芽生えたのは、私がこの「ただいま」と言える環境に今までたくさん救われてきたからだ。
自分が生きていること、頑張っていること、悩んでいること、それらを誰かがただ知ってくれている。
それだけで、なんだか心が軽くなったりする。
そんな愛に溢れた温かい社会を夢見て。
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