将棋名人・森内俊之 プロ雀士・土田浩翔 新春特別対談④
※本記事は麻雀界16号に掲載されたものです。
メンタルと勝負の思考法
対人ゲームとしての考え方
──将棋の場合は相手の素振りは気にしないで、本当に盤面での勝負になるのでしょうか?
森内:素振りも多少はありますが、自分が有利な時は楽しんでいても勝てるので、関係ありませんね。
不利な時に多少、相手のアクションが参考になることもありますが、不利な時は基本的に相手任せなので、淡々と指していくという感じです。
──麻雀のほうはスポーツというか、格闘技に近い感覚で、将棋のほうは学問というイメージでしょうか?
森内:どちらにもいろいろな要素があって、ちょっとしたことで変わるから面白いですね。
どちらがどういう風な系統とかは特に意識しておりませんが、将棋はとにかく淡々と思考し着手するという感じでしょうか。
土田:将棋の場合は、心の揺れというものが勝負に影響しないのですか。
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