2019年4月の記事一覧
日本麻雀百年史 その4
最初の麻雀伝道師 林茂光の登場
配牌時に親が最後に取る「チョンチョン」、この言葉は林茂光がカフェープランタンで初心者に説明したとき使ったものだという。
『親がこのようにチョンチョンと二枚取るんですよ』――。
この専門用語としてはいかにも不似合いな「チョンチョン」という言葉が、いつのまにか日本麻雀の正式用語として定着した。
チョンチョンのことは中国では「跳板(チャオバン)」
日本麻雀百年史 その3
麻雀営業の原点は麻雀教室だった
大正3年(1914)、第一次世界大戦勃発。一兵卒として出征していた平山三郎は、中国・青島で日本軍とドイツ軍の攻防戦を目撃。日本軍による三日間にわたる猛攻撃の末、青島が陥落した。
このとき平山は、参謀長山梨半蔵陸軍少将を乗せた車を運転し、ドイツの総督ワルベックが待つ海軍ホテルに向かった。
その後、青島で数日滞在した折、中国人の住居区に入り、