2024年度決意 私の麻雀はいつも私を責める
「あと何年生きれるか?」
そんなことを頭の片スミにおいて、また開幕が近づいてきた。
去年のことを振り返れば、自分にとっては不甲斐ない成績を感じ、自責の念が強い。アスリートと同じように自分の限界を感じつつ、今年はという思いが去来する。ピッタリと上位陣にくっつく。そして、鳳凰戦の決勝戦の舞台に上がりたいものだ。
「いいところは見せなくてもいい。」
今私たちの世代でA1にいるのは沢崎と私。
荒さんと優孝さん、前原はもうA1にはいない。
なんとかしがみついているが、自分の麻雀は間違っているのか?こんなサーカスみたいな麻雀で太刀打ちできるのか?いつも自問している。
王道のリーチ合戦でねじ伏せて…という麻雀は自分には向いていない。そんな中で戦って、こんな歳になってしまった。
「私は真の麻雀プレイヤーではない。」
いつも心の中にこのことがあって自分を責める。花形プレイヤーになろうとは思わない。でも、渋く僅差であがって、決勝戦にのぼりつめるのが私の麻雀。
「何かをはきちがえているのかもしれない。」
こうやって自分を責める。しかし、今年は最後という思いで土俵に登り、勝ちたいと思っている自分もいる。
「勝ちたい」と思うのは麻雀プロとしての宿命なのかもしれない。佐々木寿人と公式ルールで戦うためには決勝に行かなくてはいけない。また戦えるのを夢見ている。
そして、達人戦は同じ釜の飯を食った人たちの牌での会話。嬉しい限りである。
達人戦の決勝に行ったことは私にとっては名誉だと思う。
こんな怪物みたいな、一時代を築いたプレイヤー達との戦いである。ここも本当にしんどいが楽しみたいと思っている自分もいる。
たいそうなことは考えていない。
「こんな麻雀を打った人がまだ戦えている」と。
鳳凰戦、達人戦で戦える喜びを感じ、存在感を示してみようという自分がいる。
応援これからもよろしくお願いします。