本当は夜より朝が好きだった
昔から、気にしいな性格だ。
色んなことが気になって、気になりすぎて、人の顔色ばかりを伺って、毎日とても疲れる。
疲れるからやめたいと思っても、無意識の行動は簡単にはやめられない。
やめようと意識してみても、うまく出来ない。
それがまたとても疲れる悪循環。
それでもどうにかしてこの性格を直したいと思って、ネットで調べてみたりもした。
“気にしすぎな性格の直し方”
そこで、気にしすぎ症候群や、HSPという言葉を目にした。
気になって詳しく調べれば調べるほど、自分によく当てはまっていて、当てはまりすぎて怖くなって、途中で調べるのをやめた。
でもきっと明日になれば、また気になって調べ始めるのだろう。
直し方を必死になって探すのだろう。
心地よい疲労感に包まれて眠りにつきたい。
もう嫌だ疲れたではなくて。
いつの頃からか、眠ることが怖くなった。
眠ってしまえば朝になる、朝になればまた1日が始まってしまう。
だから、眠りたくない。眠るのが怖い。朝がくることが怖い。
眠っても眠らなくても結局朝は来るんだよ?とよく言われるので、ああそうか…この感覚はわかりあえるものではないのだと知った。
昔からよく、ひとと違う、変わっていると言われた。
当時はそれが、個性を認められているようで嬉しかった。
でも今は、どうしてみんなと同じになれないんだろう、普通に出来ないんだろうと苦しい。
年を追うごとに、心の疲れと生き辛さを感じるようになってしまった。
本当は今すぐがいいけれど、そうじゃなくてもいいから、いつか、朝が来ることに怯えずに眠れるようになりたい。
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