離婚直前までいったのに、夫婦を再建出来た理由
ヨガを初めて2年と1ヶ月が経ちますが、
この約2年間で私の人生は大きく変わりました。
少し、具体的なお話をさせていただきます。
■社会人一年目
23歳から全般性不安障害という診断を下され、
外部はおろか家族ともまともに接触できない日を送っていました。
食事もろくにとらず、ただただ寝る日々。
当時お付き合いさせていただいていた方の
献身的なサポートによって
一時的に病状が回復しましたが
33歳の冬に再発。
■きっかけは主人との不仲でした。
主人はIT系企業に勤めており、
朝早く夜遅く帰る日々
休みの日は疲れ切って寝ています。
話し合う時間もなかなか取れないうえ
私の性格上、意見をはっきり言うこともできず
ストレスとすれ違いの日が積もっていきました。
夫婦だけの時は
それでもなんとか気持ちをやりくり出来ましたが
子供が生まれてさらに余裕がなくなり
2人目出産でそれは崩壊しました。
■完全崩壊
私は常にイライラしているか
感情的になって泣くか、寝込んでいるか。
息子のことはよく叩いていたし
当時1歳くらいの娘の首を絞めたこともありました。
気持ちはどんどん閉鎖的になり、
子供も含め全てが自分の敵に見えていました。
■ヨガに出合って
見かねた母が、もともと知り合いだった
サットヴァスタジオ(ヨガスタジオ)主宰の
稲垣多朗太さんに連絡を取り
ヨガを始めたのがヨガとの出合いです。
■ヨガ一年目
始めてから半年ほどは
「スタジオに行くこと、たどり着くこと」が目標。
人の目が気になって気になって
何度も帰りたいと思いながら死ぬ思いでスタジオに向かって
着いたらひたすら寝るか、泣くか、でした。
■回復の兆し
だんだん具合がよくなってきたら
呼吸の練習から始めて
少しずつ起き上がって…
起き上がってからもしばらく
多朗太さん以外の周りは敵でしたが、
1年を経過する頃には
敵は主人だけになっていました。
■夫との関係(当時)
ヨガを始めた2年前、
私と子供たちは主人と別のところで暮らしていて
彼とは一切連絡をとっていませんでした。
生活費の振り込み依頼など
どうしても連絡が必要な時は
私の父や母を経由して伝えてもらっていました。
当時の私にとって主人は恐怖の対象だったので
向こうからの連絡は一切遮断していました。
■夫婦仲、回復の兆し
それがレッスンに通って1年が経つ頃、
初めて私自身が主人へコンタクトを取りました。
方法は手紙。
手紙を書くことすら
主人が恐ろしくてなかなか実行出来ませんでしたが、
ヨガと多朗太さんのサポートのおかげで
少しずつ出来るようになりました。
手紙からショートメール
そしてLINE、通話へと
少しずつ段階をあげていって、
主人と話が出来るまでになりました。
■久しぶりの会話
直接話が出来るようになっても、
私の「言えない」性質が変わっていないので
言いたいことは言えません。
向こうから何か言われることにもひどく怯えて、
構えて過ごしていました。
コンタクトをとるようになってもまだ
私にとって彼は敵のままだったんですね。
■多朗太さんのアドバイス
ヨガを始めて1年半が経過した頃、
自分のことで精一杯だった私にも
少しだけ余裕が生まれてきました。
それは人の話に耳を傾けるという余裕です。
といっても
当時は多朗太さんの言葉しか聞いていなかったので
彼の言葉を聞きました。
「常に自分を観察してください。
調子が良い時も悪い時も、常に観察して。
その感情を否定せずただ見るだけ。
ああ、イライラしているなぁとか、
そういうのも抑えないで、
調整もしないでただ見るだけ」
抑えなくていいと言われたことは
当時の私にとって
とても難しい作業だったと同時に、大きな救いとなりました。
■観察のススメ
言われた通りやっていると
少しずつ、ほんの少しずつだけど
自分を客観視出来るようになってきました。
そこで
「今まで私はなんと視野狭く生きてきたのか」と気がついたり、
客観視する癖がついてくると、考え方も変わってきました。
今までは
自分の主観や意見・体験から得たものだけで考えていたものを
周りの意見や環境の情報を取り入れることができるようになったり、
何かが起きた時に
その時の状況だけで判断していたものを、
前後の状況や
それに関与した人達の立場からの気持ちなども汲んで
物事が見られるようになったりしました。
すると不思議なもので、
自分の感情や意見にも自信が持てるようになってきました。
自分が独りよがりだったことも見えてきて、
それを認めることも出来ましたし、
だからといって自分だけのせいでもないのだと
思うことも出来るようになりました。
■彼と向き合う
同じことを主人にも当てはめてみたら
彼に対する気持ちも大きく変わりました。
3か月前からまた一緒に住むようになり
接触する機会も増えて
彼を観察する機会も増えました。
直接的な言動だけではなくて
彼のふるまいや社会や周囲に対する反応、
子供たちへの対応などを見ていると
「彼は敵じゃないんだな。
私は彼に受け入れられているし、彼も受け入れられたいんだ。
仲間として扱うべきだな」
と思えるようになりました。
私には悪にしか思えないことも、
相手にとっては守るべきものだったりするんだなと。
逆もまた然りで
それが相手に伝わることも伝わらないこともあるけれど、
大事なのはそこではなくて
「そういうものなんだな」と思って
許せる気持ちを持つことが大事なんじゃないかなと気づけたのです。
そして何よりも、人としてまた生きられるようになったこと。笑
これが私の、ヨガを始めて心身共に変化したことです。
お読みいただきありがとうございました。
▼うつ克服体験談、一覧
https://note.com/mahiru2go/m/mfb709f683172
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