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赤ちゃんが急にフキゲンになった理由

保育している1歳ちょっとの子が、急にフキゲンになって、何かを私に伝えようとしていました。

両手を上げてバタバタしたり、床を踏み鳴らすようにしたり。

まだ、お話はできるようになっていません。

あらーどうしたのかな?

赤ちゃんがフキゲンになる3大理由は、
・お腹が空いている
・眠い
・オシリがキモチワルイ
ですが、このどれでもないみたい。

なんか…怒ってる?

「〇〇ちゃん、いやな気持ちになることがあったんだね。」
と言いながら、ハグハグ。

少し、落ち着いてきたみたい。

でもまだ。

赤ちゃんが落ち着いてきて、私も少し落ち着いてきて。

うーん、何だろう?

ハグハグしながら、考えていました。
そして、さっきまでドタバタ、私が忙しくしていたことに気付きました。

もしかして…?

ハグハグしながら、私は赤ちゃんに、忙しくしていた時に、何をやっていたのかを説明して、謝りました。
「あのね、今、トイレに行きたくなったから、トイレに行って、それから、お昼ご飯の準備をしていたんだよ。お散歩から帰って来て、少し遅くなってしまったから、急いで準備してたんだよ。」

「〇〇ちゃん、急いでいて、何してたのか、お話できなくて、ごめんね。いやだったね。」

赤ちゃんは、すっかり落ち着きました。ハグハグしながら、ニッコリ、嬉しそうに笑ってくれました。

そう!そうなんです!
いつもは、私は、何かする前に、これから何をするかを赤ちゃんに説明しているのですが、この時は、私がドタバタして、伝える余裕がなくなってしまい、何も赤ちゃんに言わずにささっとやってしまっていたのでした。

赤ちゃんは、まだ話せないし、私の話している内容は、あまりわからない。
でも、毎日、少しずつ、
「お散歩いくよー」
「帰ろうか。」
「ベビーカーに乗ろうね。」
「ごはん食べよう。」
「おやつにしようね。」
等の声を掛けているうちに、いつのまにか、わかるようになっていきます。
赤ちゃんは話せないから、わかるかどうか、わかりにくいのですが。

赤ちゃんは、私が何をしているのかわからなくて、自分がどうなるのか全然わからなくて、「こんなのいやだ!」と思ったようでした。

自分が赤ちゃんの立場だったら…そりゃーいやでしょう!

保育中に、次に何をするのか、赤ちゃんにもちゃんと伝えよう。忙しくても、できるだけ、なるべく。

と改めて心に刻んだ出来事でした。


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