サブスクの本質について考えようの回
前からよく耳にする「サブスク」って一体何なんだろう?
そんな疑問を解消するべく前回の記事では「サブスクリプションって一体なんやねん」ということを誰にでもわかるように書きました。
そして今回は前回の基本的な知識のちょっとした発展で、【サブスクリプションって何が強くてどこに魅力があるの?】というね、サブスクリプションの本質的なところを書いていこうと思います。
今日は昨日の記事のちょっとした発展編となっていますので、ぜひこれからのビジネスに役立てたい方は是非ご覧ください。
サブスクは中小企業が手を出せるものなの?
今日この記事を書く前に、そもそもサブスクリプションは一般人でも使えるのかという疑問がある方も僕の読者様の中にもいらっしゃるかと思われます。
例えば、netflixやAmazon primeは資本がある大企業だからこそできたわけであって、それ以外の中小以下はできないのではないかと。
近年ではオンラインサロンなどが流行っていて、数々の大手著名人や大企業の社長などが参入する中、全くの初心者や中級者は滑るケースが非常に多かったです。ちょっと人気ぐらいのライターが参入して滑っていたケースをよく耳にしましたよね。
これも事実。特にブログや動画系は誰がやるかというポイントが非常に重要なため、そこに理解がないとああいうのは難しいです。
ですが結論から言えば、サブスクをビジネスに取り入れるかどうかは経営の難易度に全く関係ありません。
なぜならサブスクは料金を払うことによって一定期間利用ができるコンテンツのことだからです。ただそのコンテンツの期間を設けることによる親和性が高いのかどうか、考えるのはそこぐらいです。
人間の歴史を振り返ればわかる、サブスクの大きな魅力
サブスクという料金の支払い方法自体に非常に魅力的な人間を惹きつける「ある効果」があります。
時に【人間って嫌なものは生活から遠ざけたい生き物】なんですよね。
それは今の現実を見れば意外と一目瞭然でわかることなのですが、例えば少し想像してみてください。
遥か昔の人間がまだ猿に近かった頃の時代、人間が生活していく上で嫌なものって何だったと思いますか?
現代はその嫌だったものが僕たちの生活からは完全に遠ざかって隔離されています。
何だと思います?ちなみに答えは2つあります。
・・・
・・・
・・・
正解は、排泄と死
それは他の動物を見ればわかりますが、自分の巣で排泄をする生き物はいませんよね。巣に死体を放置している動物を見たことがありますか?
ないと思います。このように多くの動物が排泄と死を生活から隔離しています。
しかしこれは自然界の動物に限らず人間にも言えることで、排泄と死はどんな生き物であっても嫌なものなんですよ。皆さんにも聞くまでもないと思いますが、少なくとも好きな人なんかいませんよね?
まあそんな感じで歴史を振り返った時、人間は自分達の生活からそれらの嫌なものを生活から遠ざけるようにしてきました。
排泄はトイレを作って生活から隔離しています。
死は日本なら火葬にしてお墓を作り、それ以外の文化は埋めたりすることによって生活から隔離しています。
特に日本なんてなんの宗教も指定されていないし、宗教なんて信仰している人の方が珍しいのになんとなく死体は火葬にしますよね。よくよく考えるとおかしくないですか?
別に特に先祖に特別な考えや輪廻転生なんかよく知らない人の方が多いのに人間はなんで火葬にして墓を作るのか。墓を作ったら何があるのか。「詳しいことは知らんけどなんとなく死者を成仏させるため」という人が多いと思います。
そもそもお墓という文化はどの宗教なのか知らない人も多いのではないでしょうか?
因みに仏教は輪廻転生という概念があるため、先祖崇拝(先祖を敬ったり死後の世界を気にかける事)という概念はないですからね。ご先祖様なんて考え方がそもそも仏教にはありません。
だって転生するんですから。ならば仏教にお墓は少なくとも必要ないはずですよね。
とまあ、お墓の話はここまでにして、しかしなぜそんなことになっているのかというと、それは僕たち人間は無意識かもしれませんが、人間は昔から嫌なものは遠ざけて遠ざけて生活から隔離するようにしてきたからです。
そして文明が発達してきた現代、人間にとってある嫌なものがもう1つ出来ます。
それが、もうわかった方もいらっしゃるかと思いますが、【お金を支払うこと】です。
サブスクの本質はここなんじゃないかな。
人間にとってお金を支払うことは嫌なことです。支払うのが好きな人なんかそうそういないですよね。大多数の人間はお金を支払うのが嫌いです。
その予兆は今まででも顕著に表れています。
例えばデートで女の子がトイレに行っている間に会計をすませる男はスマートな人だと言われますよね。
それはなぜかというと、お金を支払うことが嫌なことだから。だから嫌なことを遠ざけてくれた男は賞賛されるし、女の人はその気遣いに魅力的に感じます。
他にもpaypayやICOCAやSuicaやクレジットカードでの支払いもそれと同じことです。お金を払うのは嫌なことだから、人間は何か別のものに置き換えて嫌なことを遠ざけてきました。
こうやって人間は徐々にお金を払うという嫌なことを現代になっても、生活から遠ざけていっているんです。
しかし人間には慣れという感覚がありますから、カードで支払おうが携帯で支払おうが現金で支払おうが結局同じことやんってことに気づいてくるんですよね。
そりゃ毎回毎回支払いの時に現金を遠ざけてカードを使っていれば嫌でもわかってきますよね。会計の時に違うのは現金を出すかカードを出すかというだけで、実質的にやっていることは結局カードも現金も同じことなんですよ。
じゃあどうすればお金を支払うという嫌なことを生活から遠ざけられるのか、ということを考えた時に出てくるのが、そうです、サブスクリプションです。
だからサブスクリプションというビジネスには他とは圧倒的に違う大きな強みがあります。
それが
支払い(人間にとって嫌な事)を少なくできる
ということです。
これは大したことに聞こえないかもしれませんが、本当にすごい重要なことで、今日の記事でも長々と説明しましたが人間はそれぐらい嫌なものを生活から隔離する生き物です。
だからこれはもうわかっていることなのですが、サブスクは必ず今後の将来に大きく関わります。
そしてこれはNetflixやアマプラに入っている人はなんとなくわかる感覚だと思いますが、特に支払いを携帯の決済にしている人なんかは支払っている感覚がありませんよね。
入る前にはどこが何円で、このプラットフォームにはこんな特徴があってと散々気にしていたのに、入ってしまえば全くお金のことなんて気になりませんよね。
サブスクの本質
という感じで本日はサブスクの本質的なところに触れてきたのですが、本質は「客がお金を支払う回数を減らせる」というのが大きな利点の1つということでした。
まあ普通に考えて同じものに何回も支払いをするって手間ですよね。
例えばタクシーとか本とか、生活に必要な不変のものなら定期的に支払いをするよりも1ヶ月いくらでこれだけ使っていただけますって形にした方がいちいち支払いをする機会が少なくて便利じゃないですか。
まあそれが服とかなら色んなブランドがあるので、1個のブランドのサブスクに入っちゃったらずっとこのブランドの服しか届かねえよってことになっちゃいますけどね。
ただその点、前回のnoteでも紹介したアパレルのサブスクをしているアメリカのStitch Fixという企業は本当にすごいですよね。
という感じでサブスクの基本的なことについてお話してきました。
明日はそうだな、最近流行ってる「メタバースとは何か」とかについてお話していこうと思いますので、興味がある方はご覧ください。
本日の雑談「仕事で否定されてキレるやつ」
このコーナーではまひろ(著者)が知ったくだらない事や思ったくだらない事を適当に話すコーナーです。時間に余裕がある方だけご覧ください。
それでは最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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