アメリカで再び看護師として働く私の看護観
どんな看護観を持っているか?
そんな質問が私は実はとても苦手。
看護師として仕事をしていくのにある一つの自分の理念や理想を突き通すのは無理があると思う。
特にアメリカ、ハワイ州で働き始めてから
様々な背景や考え方を持つ患者さんや家族、同僚たちと関わる中で
看護師や医療職の「こうすべき」や「こうあるべき」は
崩され、また作り直され、そして崩されていく。
最近は「こんな施設にはいたくない。」
そんな患者さんに対応することも多い。
AMA(against medical advice)といってケアが必要であっても
入院している患者さんを家に連れて帰る家族や、アポイントメントに出かけたまま帰ってこなかった、そんなこともある。
自分も
「どこでどんなケアを受けたいかは自分の決断だし権利だから、ここにいたくなければソーシャルワーカーに話をしましょう。」
そんな対応をしたこともあった。
今のところ私は自分が考える看護観を誰かに押し付けたり、それに囚われすぎたりする前に
その場所で求められる看護師としての仕事をまず遂行すること
患者さんや同僚に対してcaringであり、supportiveであり、positiveな態度で仕事に臨めるようにすること(時にそれが難しくてもat least keep trying)
そしてそう出来るように自分自身の身体を、心を、精神を養うことのほうが大切な気がする。
No rain, No rainbow.
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