90年代製の黒いギブソン・サンダーバード~歴戦の強者
今回は!例によって、黒いギブソン・サンダーバードなのですが、これは90年代製の一本となっております。
シリアルナンバーが上手く読み取れないので、90年代製ということは分かるのですが、正確な年を特定するのは困難になっています。
また、ヘッド裏に「Limited Edition」のマークが記されており、何らかの限定生産品だったことが分かります。何なのでしょうね?気になるところです。
全体的に年代相応のダメージ具合なのですが、それもまた格好良く見えるサンダーバード・マジック。実にイカしています。
現行モデルとの一番の違いは、その指板です。
現行モデルの指板はローズウッドなのですが、この90年代製のサンダーバードはエボニー指板になっているのです。まさに漆黒のサンダーバード。益々のイカし具合です。
それでは、そのルックスを見てやってください!
う、美しい!やはり漆黒のサンダーバードは美しいものです。エボニー指板もきれいな黒ですね。
傷などは結構ついている個体なのですが、それをも魅力に変えてしまうのがギブソン・サンダーバードなのです。
この画像だと、エボニー指板でも明るい茶色に映っていますね。現行モデルっぽく見えますが、これはこれで格好が良いです。
ボディ正面及び裏面には結構な傷が付いています。しっかり弾いてもらっていたのでしょうか。数々の曲を奏でてきたと思われる、まさに強者です。
指板アップです。エボニー指板が格好良いですね。以前ご紹介したように、90年代ものは既に一本持っていたのですが、この時代のものはかなり気合が入っている感じがして、僕はとても好いています。
雷鳥のプリントも殆どダメージはなく、とてもしっかりと描かれております。
サンダーバード全景です。
このハードケースにはベース表面を覆うベール?が付いていました。何だかとてもゴージャスな雰囲気。
僕は本当にこのシェイプが大好きです。これは米国の自動車デザイナーであるレイモンド・ディートリック氏によるデザインです。1963年に発売されました。
ですので、今から2年後、サンダーバードは60周年を迎えることになるので、記念モデルが発売されそうな気がしますね。どんなのが出るかな。。
これがヘッドです。
魔法の杖みたいで可愛らしいですね。僕はヘッド落ちはそんなに気にならない感じではあります。
そして、音の方のファーストインプレッションとしましては、やはり多少出力弱めでありながらも、サンダーバードらしい安定した低音が出力されます。もっとも、現行モデルよりもややタイトな雰囲気で鳴ってくれるようです。やはりこれはエボニー指板の効果なのかなと思われます。
現行モデルのローズウッド&マホガニーというコンビが鳴らす、甘めで広がりのある温かい音も大好きなのですが、タイトめなサンダーバードというのもなかなか趣があって良い感じでした。
またこれも演奏動画を撮ってみたいと思っております。
ということで、今回は90年代製ギブソン・サンダーバードのご紹介でした。
また異なるベースもご紹介致しますので、その際もどうぞ宜しくお願い致します。
それでは今回はこの辺で!
【追記】
このベースについて、ジャックにシールドを挿入して音を鳴らしていると、かなりの頻度でバリバリッ!と大きな割れたノイズが発生することに気付きました。
ですので、先程、いつも調整して頂いているリペアショップに連絡し、暫く入院させることになりました。
元気になって戻っておいでよ。。