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アート曼荼羅あれこれ(2024年連載スタート)

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先行きの不透明な混迷の世、時代を表現するアートは普遍的な価値をもつ。興味の尽きない「アートの世界」を、新聞社の企画事業に長年かかわり、その後も文化ジャ-ナリスとして追跡する筆者が…
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記事一覧

宮脇綾子のアプリケ創作に新たな視点

 金銀、宝石で飾られた華麗な宮廷の「美」とは対極の日常の「美」が心をなごませてくれる。宮…

白鳥 正夫
3日前
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大阪で13年ぶり、「国芳展の決定版」 約400点

 浮世絵は江戸時代、折々の風俗や流行を描き広く庶民に普及した。その名のように当時、当世風…

白鳥 正夫
10日前
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表現世界の限りない可能性

 美術の秋。多種多彩な展覧会が開かれている中、表現世界の限りない可能性を実感させる3人の…

白鳥 正夫
3か月前
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「春画展」第二弾、「肉筆春画」に焦点

 “秘かに愉しむもの”とされてきた春画の展覧会が、京都の細見美術館で11月24日まで開かれて…

白鳥 正夫
5か月前
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絵筆代わりに足で絵を描いた奇想天外な画家「生誕100年 白髪一雄」画業と生涯

 絵筆代わりに足で絵を描いた奇想天外な画家・白髪一雄は、今年生誕100年を迎えた。その記念…

白鳥 正夫
6か月前
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現代アート界の “モンスター”が競演

 筆を持てば自由自在、絵画だけではなく多方面で活躍する現代アート界の “モンスター”の展…

白鳥 正夫
8か月前
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龍谷大学龍谷ミュージアムで「バーミヤン大仏の太陽神と 弥勒信仰」展    破壊された東西大仏周辺の壁画を再現

 アフガニスタンのバーミヤンと言えば、東西2体の大仏があり、石窟の周囲には壁画が描かれていた。しかし2001年3月にイスラム原理主義勢力・タリバンによって爆破されてしまった。かつての日本の調査隊による資料を検討し、壁画の新たな描き起こし図が完成したのを記念する特別展「文明の十字路・バーミヤン大仏の太陽神と弥勒信仰―ガンダーラから日本へ―」が、龍谷大学龍谷ミュージアムで6月16日まで開催されている。筆者は4半世紀前になるが、朝日新聞社企画部に在籍時「西遊記のシルクロード 三蔵法

古代ガラスと手彩色写真、レアな企画展

 ガラスと写真は、文化生活に欠かせず、芸術表現の分野としても進化し続けている。その原初的…

白鳥 正夫
10か月前
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大阪中之島美術館で「モネ 連作の情景」 「睡蓮」とジヴェルニーの庭もリポート

 何度見ても新鮮で飽きることのないモネの作品にまた出会えた。しかも国内外40館以上から集結…

白鳥 正夫
1年前
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名古屋市美のガウディとサグラダ・ファミリア展 世紀を超えた建設、見えてきた完成

 1882年の着工から142年が経過して今なお建設途中という、珍しい世界遺産「サグラダ・ファミ…

白鳥 正夫
1年前
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