クラス転移でハズレスキルすら出なかった俺、山に捨てられる〜実はここまで俺を独占したい女神の計画通りらしく、スキルを超える『溺愛』の権能を与えられたので、悠々自適に暮らします!〜
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クラス転移でハズレスキルすら出なかった俺、山に捨てられる〜実はここまで俺を独占したい女神の計画通りらしく、スキルを超える『溺愛』の権能を与えられたので、悠々自適に暮らします!〜第11話 家がほしいです
一日目は良かったが、味がない肉なので食べ切るのがキツくなってきた。 少し時間がかかるとかではなく、食べないといけないから仕方なく食べるような感覚だ。 最初は気にしないでいられたが、臭みのせいのせいもある気がする。 「いやー。俺は河原と違って料理はしないが、調味料って大事なんだな。異世界に来て思い知らされるとは思ってなかった」 「そうでしょうね。あたしも実感したけど、日本では過剰なくらい使われてるんだなって思い知らされたよね」 「ちょうみりょう? お肉は美味しかったけど
クラス転移でハズレスキルすら出なかった俺、山に捨てられる〜実はここまで俺を独占したい女神の計画通りらしく、スキルを超える『溺愛』の権能を与えられたので、悠々自適に暮らします!〜第4話 死の山
「ぐっ。うっ」 尻から着地し、追撃としてアゴに何かがぶつかってきた。 ほんの少しいい匂いを感じながら、ぱちぱちとまばたきをして視界を確かめる。 「ちょっ! 近い!」 「うっ!」 やっと目が慣れてきたところを突き飛ばされた。背中を地面に打ちつけ、葉っぱが舞った。 「げふっ。ゴホゴホ」 「あ、ごめん。大丈夫?」 「ああ。一応大丈夫だ。ま、これで貸し借りなしってところだな」 「貸し借り? いや、あたしの方が悪いでしょ。突き飛ばしちゃったし」 「気にすんな。隠してたもの