MAGUROJUICE

心理学、社会福祉学、仏教学に関する記事を書いたり、書かなかったりします。 内容に誤りがあった場合はご指摘頂けると幸いです。※2023/5/23、有料記事を全て無料にし、それに伴い内容を一部修正しました。

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最近の記事

2018年1月頃の「前世記憶」に関するツイートへの対応について

 2018年1月頃、Twitterにて「平安時代にお坊さんをやっていた記憶がある」という趣旨の発信を行った所、多くの反響があり、それに伴いブログに質疑応答を掲載するという出来事がありました。  私は、大学時代に心理学や精神保健福祉を学んだ経緯がある事や、当時の精神状態が極めて不安定であった事などから、脳の病気や偶然の思い込みなど精神的な作用によるものの可能性があるという前提を示した上で、「肯定も否定もしない」という立場からお話をさせて頂きました。また、あくまでも緩い気持ちで

    • 創作活動で悩みすぎる人は、たまに笹舟を作って川に流してみると良いかもしれないという話。

       私の主な(ネット上での)活動は、ボーカロイドやUTAUといった合成音声ソフトを用いた楽曲や、ヒップホップのトラックを作り、公開する事でした。しかし、ご承知の通り…か否かは分かりませんが、私は数年前のようなペースで楽曲を作成・公開できていません。決定的な理由が存在するというよりかは、複雑な現象が絡まったうえでそうなっており、私の拙い文章力では、それらの全てを的確かつ明瞭に説明する事は難しいかもしれません。しかし、そのような状況が一年以上続いているにも関わらず、最近は深く意識し

      • 『中田敦彦のYoutube大学』は世の中に悪影響なのか

         オリエンタルラジオの中田敦彦氏(以下、中田氏)が運営する『中田敦彦のyoutube大学』というYoutubeチャンネル。「学び」をメインテーマに据え、歴史・政治・社会問題などを、中田氏の本職であるお笑いのエッセンスを交えた魅力的な解説で世の中に発信するという内容が人気を博しているチャンネルです。しかしながらここ最近、トルコ共和国の初代大統領ムスタファ・ケマル・アタテュルクを「ムスタファ・タマル」と称する、第二次世界大戦の経緯・時系列の解説に史実と異なる点があるなど、専門家や

        • "萌え御朱印"や"イケメン官能絵巻"についての宗教的考察

           愛知県にある浄泉寺の"萌え御朱印"や新潟県にある国上寺の"イケメン官能絵巻"といった、"仏教とオタク文化との融合作"がここ最近SNS上で話題になっています。新しい、是非行ってみたいと好意的に捉える意見もありますが、悪趣味で不快、作品の描写は不適切だとする意見もあり、何人かの現職僧侶から批判的意見が上がっている事も確認しました。  また、イケメン官能絵巻の国上寺がある新潟県燕市の定例会では、市議会議員から「とんでもない(文化財の)破壊行為」と批判が起こったり、市教委では本堂

        • 2018年1月頃の「前世記憶」に関するツイートへの対応について

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          ツイッターに疲れた時の"真っ赤なリンゴ"で考える簡単な情報分別

           政治問題、凶悪事件、炎上など、ツイッターを利用する上でそのような情報が目に入る事を防ぐのは不可能と言っても過言ではありません。それらの情報を元に、一般人から専門家、赤の他人から友人に至るまで様々な人々が話し合っているのを日々目にします。話し合いだけならどうという事はないのですが、攻撃的な言説によって喧嘩や誹謗中傷が発生している状況も多々観測されます。そのような光景を眺めるだけでも混乱したり、疲れてしまうといった事があるのではないかと思います。  そうしたSNSを利用する上

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          社会心理学・社会福祉学・仏教哲学から考える「死にたいなら一人で死ぬべき」という非難が良くない理由

           神奈川県川崎市で、スクールバスの乗車待ちをしていた児童が多数殺傷され、死亡者が出るという大きな事件が発生しました。まずは被害を受けられた方の回復と、亡くなられた方のご冥福を心からお祈り申し上げます。本記事は、その折にNPO法人「ほっとプラス」代表理事の藤田孝典氏(以下、藤田氏)が記事として執筆し、ツイートもされた「死にたいなら一人で死ぬべきという非難は控えてほしい」という旨の内容について、社会心理学・社会福祉学・仏教哲学の視点から、学術的説明を交えつつ、考究を試みるというも

          社会心理学・社会福祉学・仏教哲学から考える「死にたいなら一人で死ぬべき」という非難が良くない理由