心の石板に何かを刻む
優しく言葉をかけたり
優しく見守ってあげることは難しくて。
ただの"言葉"という形が
相手のこころに伝わらなかったり、逆に傷つけてしまう"優しさ"もある。
傷ついたこころは割れやすく傷つきやすいシャボン玉みたいなもの。
強く触ればわれてしまうし、強く語りかけて仕舞えば、どこかに飛んでいってしまう。
冷たく乾いたこころで触れるなら
また傷つけてしまう。
人は涙を流す時
自分の心の石板に何かを刻んでいる。
ただの傷じゃない。
そうやって、ゆっくり時間をかけて育てた心が相手の傷を癒やしてあげられる。
傷はいつかは消えてしまう。
でも刻まれた言葉はずっと、その人の光として残り続けるものなんです。