ヒヤリハットのシェアリング#5
弊社のヒヤリハットは、『ハッとしてGood!!ノート』として取り組んでいます。
名前の通り、ヒヤリハットだけではなく、
Good!!な出来事も報告対象にしています。
Good!!な報告からおひとつご紹介します。
※弊社で行っているヒヤリハット(インシデント報告書)の活動内容をそのままシェアする回となっています。
※弊社のヒヤリハットの活動は、インシデントのみならず、気づいたことや良かったこともシェアする内容となっております。
1.原文
Aさんの車椅子への移乗時にBさんは中傷的な発言をしている中、移乗が終わると(Cさんが)拍手をして「イエーイ」と言ってAさんにピースサインを送ってくれた。負の空気感が正の空気感に変わった。
2.コメント
僕らが「イエーイ」と、同じことをすると子ども扱いをしているような印象になってしまいますが、同じ利用者さん同士で行うことで、励ましであったり、エールに変わります。
負の雰囲気がどうしても強くなってしまう中、このようなポジティブなメッセージがあると助かりますし、ご本人にも周囲の方々にもプラスな影響があると感じました。
本当に人間として勉強させていただいているなって思います。
3.詳細補足
Cさんが放った「イエーイ」に対する気づきの報告になります。
一軒家の中でサービスを提供しているので、どうしても人の目が集中してしまう環境にあります。
そうすると、中傷的な発言をされる方も中にはいらっしゃるわけですが、この時も介助が必要という状況理解が難しく、「なんで自分で移動しないの」という感情から攻撃的な発言に発展している出来事でした。
4.シェアリングタイム
中傷的な発言に対して、できることは、
1つは、
正当に真正面からご遠慮いただく旨の説明を行う。
また、複数人いる中での出来事なので、
戒められた、辱められた
と、感じさせてしまわないように
1つは、
やんわりとお願いをするような声掛けを行う。
その場しのぎになりますが、
1つは、
中傷発言をしてしまう方の特徴から、または職員が的になるように
“笑い”で意識をずらす。
などが主な対応として実践していましたが、
利用者さんの、ふとした対応が一瞬にして場を和ましてくださったり、
ポジティブな雰囲気に持って行ってくれます。
同年代ができること、同年代だからできることってありますよね。
何もかも自分たちで何とかしないとならないと思わない。
利用者さんに助けてもらおう!!
そう改めて思った体験でした。