ポンコツ奮闘記.#6
27歳まで定職なし
歳だけとって中身は空
そんなポンコツ介護員の奮闘小話
１．ポンコツも上司になれました。
ポンコツ奮闘記#5の旅行が当時の施設での初外泊企画でした。
利用者さんやご家族さんの感想、
その後の変化も含めて定期的ではないにせよ、
ここぞという利用者さんの想いを叶える時には旅行企画が行われるようになっていきました。
そうして、月日が流れて。
ポンコツな私もリーダーへ、主任へ。
立場が変わっていきました。
２．立場が変わっての初旅行
初めての旅行は、
新米でリーダーや課長という経験豊富な上司に助けていただいて実現したもの。
その後も、
他の職員さんが各々企画し実行されていましたが、
ついにこの時がやってきたのです。
私がその企画の一番責任者としての旅行です‼
旅行企画が定着していたからと言って、
組織全体としてノリノリな風土にはなっておらず、
企画実行までの道のりは、
まぁまぁ高く長いものとなっていましたが、
そこは経験と立場をフル活用して、
リーダーさんをアシストしながら進めていきました。
旅行企画に自分が関わるのが実は２度目。
初回の経験のみで、なんとなく知っていると思い込んでいる私。
ある程度の要点やリスクは抑えたと思っていました…
３．ポンコツ、ここにあり‼
利用者さん３名、
職員２名、
リーダー１名、
主任（私）１名の温泉旅行でした。
１泊目は移動、温泉街の散歩。
２泊目に水族館を楽しみ帰る。
大雑把な工程は以上でした。
そして、１泊目の夜。
利用者さんのうち１名が発熱。
翌朝も解熱せずに微熱を保っている状態で、
ご本人も本調子ではないと自覚あり。
私と担当職員と利用者さん３名は病院へ、他の方は予定通り水族館へ。
そうして、水族館近くの病院へ到着。
診察の番が回ってきた。
おじいちゃん先生。
状態の問診。
そして、
「この方の既往歴はわかるかい？」「飲んでいる薬は？」
おっ (;・∀・)
保険証と生年月日、、、しか持参していない‼
うろ覚えで答える私。。。
「胃がんを」
「時期は？」
チーン (― ―゛)
ご本人さんが覚えている範囲で答えてくれて、事なきは得ましたが、
おじいちゃん先生からは、しこたま叱られました‼
あんたより本人の方がちゃんと答えられてること。
遠方に連れてきておいて責任感がなさすぎること。
上司なのに、こんなことも準備できていないこと。
立場は変われど、ポンコツぶりは健在だったのです。
４．ポンコツは生ける教材なり‼
上司なのに、
部下の前でこっぴどく叱られ、
かっこ悪いし、
恥ずかしいし、
頼りないし、
情けないし、
個人的感情が湧き出てきましたが、ここがポンコツの良いところ。
個人よりも利用者さん。
「不安な思いをさせてしまってごめんなさい。」
個人よりも部下。
「情けない思いをさせてしまってごめんなさい。」
完全に注意点から抜けてた‼
謝罪をして、先に向かっている水族館組と合流。
幸い、熱も下がってきており、ご本人さんも楽しむことができ、
帰路につきました。
報告会では包み隠さず全て報告。
リーダーを中心に職員さんからは、利用者さんの様子や感想を。
僕からはこんな失敗があったから次回は〇〇が必要だと、
悪びれもせず自信満々に‼
医務課長、総合課長、その他職員一同からは…
ご想像の通り、
ここぞとばかりに言われるわ、言われるわ…
開き直るわけじゃないけれど、
もう起きてしまったこと。
当たり前に準備するはずのことを、準備できなかった。
この事実は変わらないんです。
だから、
次に同じ失敗を起こさないように伝えている。
「こんな当たり前のこともできないなんて、ほんとポンコツだな」
と、思いたい人は思えばいい。
きっと、同じようなポカミスをどこかで起こすことがあるでしょう。
「見落とすことがあるかもしれないから、準備リスト表を作っておこう」と、自分事として受け止めてくれる人。
きっと、同じようなポカミスを起こす可能性は低いでしょう。
自慢じゃないし、恥ずかしいけれど、
ポンコツはポンコツで変わらないので、
格好つけてもボロがでるし、
こういう背中の示し方もあり⁉
ですか??
ポンコツは、率先として失敗するから、
この失敗の数々を皆さんへのアドバイスに。
失敗しないように参考になれれば、
ポンコツだって良い教材になるじゃない‼
笑いながら読んでくださいね。
少しでも共感していただけたら、良いねって思っていただけたら、♡いただけると励みになります‼
こんな話聞いてみたい、読んでみたい、などなどリクエストも大歓迎です♪
スローペースではありますが、今後もよろしくお願いいたします。
Xも活用しています。
よろしければ、noteもXもフォローしていただけると嬉しいです‼
【 X 】↓↓↓
▶ https://x.com/ma5ko6_2021?t=UIgywnZq1SdbqiJM-NaUOA&s=06