共感されないけどオススメし続ける本
読書感想文第1号として選んだのは!
67ヶ国語に翻訳され、世界で3,000万部も売れ、国際的ブームにもなった本、『アルケミスト-夢を旅した少年』
なぜ児童書に興味を持ったのか忘れたけど、すでに成人していたので特に期待もせず、図書館で借りて読みました。(基本、読みたい本しか買わない)
とにかく、とても感動した!!! の一言です。
その後、日本語版を2冊購入。1冊は甥っ子へのプレゼント用、もう1冊は家族や友だちに貸して読んでもらう用。その上、英語版も自分用に購入しました。
*注)原書はポルトガル語。それから英語版が翻訳され、日本語版は英語版から訳されてます。
読みやすいので最低でも7回は読み返してますが、読む度にいつも新たな面白さと発見を与えてくれるので飽きることもありません。
ところが。。。
当時中1の甥っ子からは反応ゼロ。
懲りもせず、2年続けて中学を卒業する教え子たちにお祝いとしてプレゼントするも、誰からも何の感想もナシ(涙)3年目からは他の物に変更。
本の内容としては冒険物なので読みやすいけど、随所に自己啓発的なところがあり、奥深い洞察力が必要だから子どもにはちょっと難しいのかも。。。
その後、男女・職種問わず機会あればこの本を勧めるたけど、誰からも共感してもらえないどころか、「何でこの本勧めたの?」とまで言われるくらい(涙)
この本と同様のメッセージが、誰もが感動するアップル創立者のスティーブ・ジョブズがスタンフォード大学でした伝説的スピーチにあるとわたしは思うのです。
何より大事なのは、自分の心と直感に従う勇気を持つことです。あなた方の心や直感は、自分が本当は何をしたいのかもう知っているはず。ほかのことは二の次で構わないのです。
将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。だから、我々はいまやっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない。
本の主人公サンチャゴは、羊飼いとして方々を廻りながら過ごす穏やかな日々に満足してました。ある時、ピラミッドの夢を何度も繰り返し見るようになり、それが何を意味するのか分からないけどピラミッドへ向けて旅立つところから冒険は始まります。
人生も冒険のようなもの。何度も辛いことや上手くいかない事に遭遇する時、サンチャゴは旅を始める前に教えてもらった事を思い出し、励みにするのです。
きみが何かを望めば、宇宙のすべてが協力し、それが実現するように助けてくれる
実は、わたし自身「やってみたい!」と思うことだけをやり続けてる人生。本当に「何でこんな事が実現するの!?」と思うくらいの理解出来ない事が起こり、周り回ってだけど自分が思い描いた通りのことをして楽しんでます。
最近わたしが接する子どもたちには夢がないように感じてしまいます。「将来は○○になりたい」と職業名は言うのですが、理由を聞くと「安定してるから」「お金が稼げるから」「親が言ったから」と。
職業でなくてもやりたいことは何?と聞くと「わからない」と答えるのです。でもこれって大人にも多いから、子どもがそうなるのは不思議ではないのかも。
74%の人口が自分の仕事を嫌っているという統計があります。1日の大半を過ごす仕事で満足出来なくて、残りの時間や人生そのものを楽しめるとは考え難いです。
わたしは有名でもお金持ちでもないから、発信しても誰も聞いてくれない残念な現実。だからこそ、世界でも有名な人の話や本で、自分が共感するメッセージ持つものは伝え続けていきたい。
『アルケミスト』は、特にこれからの未来を創造する子どもたちに読んでもらいたい本ナンバー1です。