『実験思考』/ 光本勇介
まずこの本自体が、紙の本として原価の390円で販売されており、amazonのkindleがあれば0円で読める衝撃的な作品になっている。
気になったキーワードを抜粋してみる。
・人のいいねも悪いねも信じない
・無駄に見えるものも視点を変えれば売り物になる➡︎「ネスト」監視カメラサービス→人の生活を覗き見する
・サービスの明暗を分けるのは、世界観、体験、表現
→シンプルさに価値があるのは今後も変わらないだろう。無駄をいかに削れるか、やるべきことに焦点を当てられるかで、人生やビジネスの価値は決まってしまう気がする。怖いところだが、恐れずに繰り返して磨いていくしかない。
・世の中お金が全てではなくなる
→モノ、時間など。落合陽一先生いはく「美的センス」なども入ってくる。進化心理学的な観点で言えば、男は「セックス」以外には価値がなく、全ての追求(仕事を頑張って稼ぐとか、創造的な作品を作るとか)は「美女とセックス」するためにある。ただ、これはマクロな視点であり、当然、「美的センス」が人生でもっと大事だと言い張れる人もいるだろう。問題は、今後そういう人がどれくらい増えてくるか?結局、人は動物のままなのか、そこからかけ離れていくかには興味がある。
・ガン検査をもっとカジュアルに
→今すぐにでも展開すべき。ヘルスケアの簡素化、予防医療はとても大事。病院を美容院くらい身近にして、医者に頼らないで健康になりたい。
・新幹線のワゴン販売をオフィスに展開
→新幹線のワゴン販売は1往復7〜8万円、一日50万円前後らしい・・・マジか・・・。つくづく「人はどこでお金を使うか」を考えることが非常に大事。
・ランチ無料実験:400社で月間2万個弁当を販売(500円)。無料なら20万個はいけるかもしれないとのこと。
→ここに広告を載せたりしたら、もっと稼げる?とても興味があるプロジェクト。フリーミアムの限界が見てみたい。
・「思考停止」の時代になっていく
→どんどん便利になっていくというのは、何も考えずに誘導されるように生きていくのと同じじゃないか。恐ろしいのかもしれないが、これが一番リアリティのある言葉だった。「(このレストランから広告料を貰ったから)、ここに食事に行きましょう」はありそうだが、「あなたはこういう遺伝子を持っていて、こういう家庭環境に育ったらから、こういう人生を送ったらいい」など極力考えずに、物事を全て他人に委ねる時代がすぐやってきているのかもしれない。ただ、それが双方にとって幸せだったら、実はいい社会なのか?それは結末を見てみないとわからない・・・。マクロでみたら安定した社会かもしれないが・・・。
・エンタメが強くなる
→これは「人間暇になる」のはほぼ確実だと思うので私自身もそう思う。「可処分時間」から「可処分精神」の奪い合いになる。ただ、それが単なる麻薬なのか、それとも人間として豊かな何かを育むエンタメが与えられるかは、我々ブロガーを含めたアーティストの行動次第な気もしている。
・お金は使えば使うほど増える
→この感覚は忘れていた。色々体験すれば、何か違う形で返ってくる・・・と信じて行動することは大事。新しい体験は何か次のステップに君を進めてくれるのは間違いはないと思う。
今後はアジャイル的なやり方のほうが成功する確率は高いと言われている。テクノロージなどの進歩により、物事を始めること、失敗することに対するリスクは小さくなってきた。化学的なアプローチ(銃弾爆撃)で、新しいことを「実験」してみてはどうだろうか?
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