【数学】1の3乗根オメガ
対象:定期試験以上
ここでは 1の3乗根 のお話をします
まず 1の3乗根とは 3乗して1になる数 です
この3つのうち,虚数の一方を$${\omega}$$とおくと
他方は$${\omega}$$と共役な複素数なので$${\overline{\omega}}$$と表せて
さらに,$${\omega}$$の性質を整理すると
①②は$${\omega}$$がどこから出てきたかを考えれば
③はチョット計算すれば
④は単に③を用いて書き換えたもの
となります
1の3乗根オメガ とよく言われるのは
問題文中で 1の3乗根のうち虚数のもの(1の虚立方根ともいう)の1つを
$${\omega}$$ と表すことが多いだけであって
一般的に $${\\omega}=(1の虚立方根)$$ ではないので注意してください
また 虚立方根のどちらを$${\omega}$$とおいても,上の結論は成り立ち
問題文で指定されない限りは,「どっちが$${\omega}$$?」などと考える必要はありません
では 問題を1問やってみましょう
記述の場合には (1)の前までの部分を書くようにしましょう
1の3乗根オメガの問題は 方程式の利用(次数下げ) の問題と基本的な考えは同じです
また,この応用として「-1の3乗根」「2の3乗根」などの問題もあります
難関大(文理)論証問題まで含めた演習はこちら