国境はなぜ存在するか
僕は外国人の方と話したり、遊んだりすることが好きです。海外にもよく行きます。
僕の心の中を占めるのは、もっといろいろな人と関わりたいという気持ちと、まだ見たことないものを見てみたいという気持ちです。いうならば、ただの好奇心ですね。幼いころから親の転勤で、日本国内を転々としてきた私は、20歳になるまでに10回転勤しました。いつの間にか、引っ越しは楽しいものだという感覚が自分の中に芽生えていいることに気が付きました。たぶん、その影響もあって、いろいろな地を訪れて、いろいろな人と関わりたいという感情が増していったのかもしれません。そんなこんなで、僕の人間関係はどちらかというと広く浅くなわけで。(いい意味でも、悪い意味でも)
で、最近よく思うのが、国境って邪魔だなあってことです。国境って何のためにあるのでしょうか。国民の団結意識とか、ナショナリズムの話になると、国家というのは大事な役割を果たすのかなとか思いますが、このご時世にそれが必要かと問われたら、絶対ではないと思うんですよ。戦争をして、国民の団結心、帰属意識を高める必要って現代において必要なくないですか。一部の、排他主義者たちはそうでもないと思いますが。彼らは、外に敵を作って、内側の団結心、帰属意識を高めないといけませんからね。
ただ僕は、EUみたいな移動の自由化を世界規模でしてほしいだけなんですけどね。空港の手続き、ビザ等々面倒くさくないですか。まあ、それを実現するには、世界からテロや戦争などの問題がなくならないといけないかもしれません。
ここからは、なぜ国家が必要なのか分析していくために、国家の役割を見ていこうと思います。
国家とは社会秩序を維持,管理するための支配機構を意味する
ブリタニカには、長々書いてましたが、おそらくこんな事かと。人民を管理するには、とにかく管理者・管理組織が必要ってことは分かりました。社会秩序を維持するには、警察が必要ですね。(ただ、個人的には、抑止力としての軍隊って考えは嫌いです。いっそのこと、軍隊なんてなくしてしまえよ思うのですが。まあ、どっかの国が暴れだしたら怖いから、軍隊を持つ必要があるのですかね。(軍隊を持っていない国を調べてみたら面白そう))囚人のジレンマだ...
先ほど、管理者が必要というところまできましたが、世界政府がなぜ作られないのか疑問でもあります。さらに、スターウォーズとかの世界観が現実の世の中となったら、私は同じことを言うかもしれないです
なんで世界境が必要なんだと。
私は、なんで人間がみんな互いに攻撃し合ったり、利益を独占しようとするのか理解できない楽観主義者なので、こんなことを言えるのかもしれませんが。もっとみんなが仲良くワイワイ暮らせる世の中だったらなといつも思っているわけです。だから、韓国が敵を作って、国民を扇動するのも訳が分からないし、利益のために、中国と喧嘩するアメリカも馬鹿だと思うし、領土を欲しがり軍事力を誇示する中国も同様です。(僕って社会主義者なのかな...BIには大賛成ですが)
なぜ国家が必要なのかという話に戻します。まだ分析はなにも終わっていません。国家=その領土にいる人民を守り、助け合う機能を持った共同体と考えられるのではないでしょうか。この定義は今、適当に作りました。この定義に従うなら、この概念の形成は、人間が狩猟中心の生活から、農業中心の世界ができ始めたときまで遡れます。定住することによってコミュニティーが形成されて、閉じられた世界が作られるようになる(閉じられたとは、外界との関係がないということではなく、ファミリーというような境界線でしょうか)。こう考えると、国家をなくすとは、旧石器時代のアナーキーの状態に戻せと主張しているようで、批判されそうですが、そういうわけではないですよ。(あれ?でも、もうこの世界は世界政府がない時点である意味アナーキーか?)国境という境界線が存在しない世界、かつ、人民の安全が保障されているという世界は幻想でしょうか。いや、人間は想像できることは、なんでも成し遂げられるという精神を聞いたことがある。そう、国境が存在しない世界は、実現できるはずだ。なんてったって、僕の得意なことは想像と妄想ですから。昔から、想像と妄想は得意なんですよ。想像がなかなか行動に移って創造にはならないんですが。
農業中心社会で、境界線はどんな役割を果たしていたのでしょうか。そのコミュニティー内で自給自足をして、リーダーを決めて、役割を決めて、仕事をしていたかもしれません。また、コミュニティーが増えてくると、隣のリーダーと話し合って、ここまでが我々の耕せる畑だとか決めたり、隣のコミュニティーと合併してさらに大きなコミュニティーを形成したりしたかもしれません。おっと、忘れていました。おそらく争いもあったでしょうね。争いがある状態は、20世紀の戦争と重なりますね。つまり、境界線とは、自他の区別をつけるためのものともいえるのではないでしょうか。いや、そりゃそうか...(笑)
現代ではグローバル化によって、世界を旅するように生きることができるようになった。まるで、旧石器時代の非定住生活をするような人たちのように。歴史は繰り返すってこのことなんですね。
グローバル化によって境界線は曖昧である。これはよく言われることです。思うに、人間は境界線を越えて活動しているのに、国家の仕組みがグローバル化に追い付いていないという感じでしょうか。私が生きている間に、世界中すべての国が、真のボーダーレスな世界を築けることを祈っている。そして人類が次に直面するのが、他惑星との境界である。
国境が必要な理由は見つかりませんでした。でも、こうして書いている自分の頭の中に浮かんでいるものを吐き出して、行動できない自分を前へ進める糧となれば良いな。
もう少し、国境がなぜ必要かは書いてみます。
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