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大晦日に山手線を徒歩で一周した話

2023年の大晦日に10時間かけて、
山手線沿い約50kmを歩いた話を振り返る。


きっかけは適当な返事

大晦日を翌日に控えた12/30の夜、
晩酌をしていた旦那が急に、『山手線を徒歩で一周してみたい』と言い出した。

ああ、またなにかに触発されたな。と思いつつ、
二つ返事で『じゃあ明日やろう。大晦日だから人少ないし、涼しいし』と言った。
最高のアイデアだな、と笑い合いながら特に具体を話さずに寝た。

始まりの朝

翌朝6:00に私を起こしながら彼は言う。『早く行くよ』と。
逃げられない戦いの始まりである。

私の持っている最も動きやすい服、歩きやすい靴で目黒駅に向かった。

炭水化物は大切

とりあえず【マラソン選手を参考にしよう】と
いうことで、糖質が多く脂質が低い食べ物を摂取しながら、歩いた。
証跡として各駅前で写真を撮ったり、各地のスポットを流し見しながら、夕方ごろまでは割と楽しく歩いていた。

巣鴨で食べたカレーうどん

悲しみの高輪ゲートウェイ


最初の異変は有楽町駅である。
駅前で少し座ったら、ものすごい疲労感を感じた。
それでも東京タワーを見たり夕焼けをみたりしながら、平和に歩き続けていたが、
高輪ゲートウェイ付近の坂道や階段の多いこと。しかも駅間が絶妙に遠い。空腹も相まって2人とも終始無言だった。

浜松町付近

子鹿になる両脚

無事ゴールした後、空腹すぎて
【いきなりステーキ】に駆け込み、なんと400gの肉を食べた。ぺろりである。

いきなりステーキ

食後、達成感と満腹感を感じながら、
さあ帰ろうと立ちあがろうとした時、
2人とも立ち上がれなかった。
比喩ではなく、本当に立ち上がれなかったのである。
脚は小刻みにプルプルし、臀部がめちゃくちゃ痛い。過度に歩いた後、急に座ったせいで血流ならなんやらおかしくなったんだと思われる。

タクシーで帰りたい気持ちをグッと堪え、
『帰るまでが遠足』を遵守し無事歩き切った。

さいごに

山手線は割と利用するほうだが、歩いてみるとさまざまな発見があり、なかなかに楽しかった。
年明けに箱根駅伝を観ている時は、
あれよりも多い距離を凄い速さで走っているのか…と、選手に強い尊敬の念を感じたり、公共交通機関への感謝がしばらく止まらないなど、謎に各方面への感謝も深まるのでおすすめである。
また、朝からおにぎり、団子、うどん、干し芋、ステーキ肉などなど大量に食べていたにも関わらず、体重は翌朝2kgも減っていたので、速攻減量したい人はぜひ試して欲しい。

次は、江ノ電沿いが良いと旦那は言っているが、
今度は普通にマラソンに出てみたい私である。


踏破の記録

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