colour me sky
きみと手をつなぎ
みどりの香る丘に登って
果てなく広がる宙(そら)を見ている
そびえ立つビル群も
ささやかな誰かと誰かの住まいも
平等に包まれて時を刻む
めぐる時代を見下ろし
ぼくやきみにつながる人々の
して来たことを どう思うだろう
この宙は
間違いがあった
無関心があった
愛があって
涙もあった
雨になり 虹になり
雲を浮かべて
宙はずっとあるけれど
ぼくらは猶予された死刑囚のように
いつか必ず
最期の日を迎えなくてはならない
きみの手のぬくもりを
忘れたくないよ
宙のどこに飛び去ったとしても
こころの目を開いて
きみを探すから
もしぼくと離れたら
宙をどうか見上げて
こうして肩を並べた
温かいこころのままに
ぼくを想って
そうすれば
ぼくらはまためぐり会える
みんなそうして
宙に還ってはまた出会うから
明日を怖がらないで
この宙を満たすくらい
ぼくはきみを愛してる
愛に守られて
きみもまた生まれ変わる
ぼくはきみのもの
いつまでも
ぼくらの愛は
澄んだ宙を自由に駆けて
めぐっていくと
信じて
いつも
明日が人生の最高の日になる
そう 信じて
ERICA