ERICA

好きなものにきょろきょろしています 詩 歌詞 音楽 MV 文学 歴史 LOVOT イーマリー  カレルチャペック 紅茶 ランジェリー 香水 異国 コスメ…

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freely

断ち切られた絆から 涙のような血が溢れてる 痛みに耐えて立ちすくむ それでも流れる時は薬か ひととして一人生まれ いくつかの奇跡の中で 生まれる縁もあれば 枯れていく縁もある うつむいても 地球は回り 景色は変わる 同じ風は吹かない 同じ時もやってはこない あさはかな期待は猛毒になる 生命を少し手放す感覚 大地にしっかり根付いて生きること 誰もができる訳では無い ちょっと空の色がきれいなら それだけで心をほどこう がんじがらめに守ってみても 締め付けた傷が残るだけ

    • colour me sky

      きみと手をつなぎ みどりの香る丘に登って 果てなく広がる宙(そら)を見ている そびえ立つビル群も ささやかな誰かと誰かの住まいも 平等に包まれて時を刻む めぐる時代を見下ろし ぼくやきみにつながる人々の して来たことを どう思うだろう この宙は 間違いがあった 無関心があった 愛があって 涙もあった 雨になり 虹になり 雲を浮かべて 宙はずっとあるけれど ぼくらは猶予された死刑囚のように いつか必ず 最期の日を迎えなくてはならない きみの手のぬくもりを 忘れたくな

      • shiver

        嫌いにならないで ほんとの気持ち 見せても もっとおとなで もっと素敵な そんな女性になりたいのに 貴方と過ごす時間は 甘くて 優しくて 何にも変えがたく 大切 何でも知りたくて 聞いてばかりのわたし どんな表情も見たくて じっと見つめてしまう 貴方は吹き出して 「どこへも行かないよ」と笑うけど 「永遠」って 手に入れにくいんでしょう 人生のまだまだ途中で 貴方に出会ってしまった 最高の幸せのあと 最悪の思いがよぎった 世界でたった一つの宝石 そんな貴方を もし失ったら

        • Nachtmusik

          きみとふたり 肩を寄せあって 夜は静かで 吐息が聞こえそうで もう十分に 満たされていると思うのに それでもなお 愛しさがこみ上げてくる 愛はどこから生まれるのだろう この尽きない想いは どこから溢れだすのだろう 深い森の泉のように 絶え間なく 手を握ると 壊れそうに細い指が ぼくの手の中で 優しく息づいている ずっとそばにいてね ため息のような 儚い約束 泣けるほどに愛していることを 認められない時もあった 走り出した夢を 優先させたわがままなぼくだった きみじゃな

          pressed flower

          どうしてなんだろうね 朝、目覚めのとき まだきみの恋人でいるような 幸せな気分に包まれるんだ 毎日のように 一瞬ののちに理解する あの日々は去ってしまったんだと そして髪をめちゃくちゃにするんだ きみがその手で撫ぜてくれた髪を いくつかの恋はしたよ でもどれも簡単に弾けて消えた わかってるんだ きみに似た声 きみに似た仕草 探してしまってる  今でも きみを 白い壁の 飾り気のない一人の部屋に カツカツと時計の音が響く きみとの風景には 刻まれていなかった音 世界一幸

          pressed flower

          The One

          きみは不思議な人だね 助けて欲しいと思っていると 電話をくれたり 突然会いに来てくれたり 声もなく呼んでいたのに どうしてわかったんだろう きみは控えめに 「会いたくなって」と言うだけ ぼくのために、とは言わないきみが 優しくて泣けてくるんだ 混沌とした世界 取り残されそうで 不安になると ぎゅっと手を握ってくれる きみはぼくを この世界に繋ぎ止める鎖 アクセサリーのように 細くて華奢なのに 強く強く ぼくを掴んで離さない 闇の中にいたぼくは きみの光に憧れてここに来た

          winter song

          コートの襟を合わせる仕草が好きで 風が冷たくなって 冬が近づくのが楽しみ あなたと過ごす 何度目かの冬 左腕に寄り添って カシミアの柔らかさと 貴方のぬくもりを感じてる ただそれだけで こんな喜びは他にないと 泣けてきてしまう わたしを笑わせようと おどけた表情をしてみせたり 瞳の色が好きだと 不意に顔を寄せてきたり ふたりして風邪をひいて 旅行に行けないねと しょんぼりしたり どの瞬間の貴方でも 愛おしくてたまらない 辛い恋の記憶にとらわれて 出会いの縁を遠ざけてい

          winter song

          perfect girl

          perfect perfect girl for me きみは最高だよ いつもそう言ってるのに かたくなに信じないで 自分を傷つけるきみが 健気で愛しすぎる 気に入らないと言っていた 鼻先をぼくがツンとつつく そんな時 どれ程きみを可愛いと思っているか わかって欲しいよ ファッションショーを見てため息 背が高くなりたくて 頑張ってはいてるハイヒール はきこなせるまでに どんなに努力しただろう 胸がきゅんと痛むよ ぼくを好きでいてくれて ぼくのために綺麗になろうとしてる

          perfect girl

          sense of defeat

          何が別にどうだってわけでも だからそれが何だってわけでも ない、ない、ないのにどうして こんなに胸が爛れるの 軽い劣等感 それよりもっと ひざを折った感じ 苦しくて 半開きの 口に潜り込む苦い砂 だって比べてなんてない 私は私 しっかり生きてるはずなんです それなりの個性 能力も まあまあまあ 認めていいかも なのに何なのこの焦燥 自尊心が存在を主張 覚悟して飛び込んだ果てに ああ 残念でしたと薄笑いされて 明日頑張ってと意味なく蹴られ 置き去りの私にぶら下がる 傷だら

          sense of defeat

          nocturne

          貴方がピアノを弾いている どこか懐かしい 柔らかな旋律 この上なく素晴らしいと思うのに 明日になればまた 違う煌めきを見せるのだろう 想像の域を軽々と超えて 少し落とした照明が 貴方とピアノを包み込む 何度も見た その光景に 繰り返し 胸を打たれてしまう 背中、肩から腕に、そして指先に 伝わっていく音色は 流れるたびに洗練されて 美貌だけが生々しく残る 身体中に循環している美を司る 神々しい魂 表現しなければ生きて行けない 切ないほどに繊細な存在 闇の中に吸い込まれて

          nocturne

          mother earth

          大切にしたい  貴方のことも わたしのことも この空は風が強くて 飛び続けるのは大変だけど 大切にしてね 貴方のことも わたしのことも 繋いだこの手が離れてしまっても 新たな道を目指せるように 生まれ落ちた瞬間から 誰かと繋がりながら生きてきた わかりあえなかった人も 泣けるほど好きな人もいた 気の遠くなるような 奇跡の果てに ようやくたどり着いた貴方 確かに 自ら 選び取った運命 碧く美しい この星の上で 励ましあって 舞い上がった空からは 色んな景色が見える 色んな

          mother earth

          薔薇のつぼみは凍って

          凍った薔薇の中で ひざを抱えて目を閉じる 素敵なひとだったのに どこか合わなくて 別れを告げた 誰も見ないで 今のわたしを どの花より早く 凍りついて 拒絶したまま 泣いている 誰かを深く 知るのが怖い 変化してく 身も心も このまま 時が過ぎ去っても わたしはわたしでいられるの? とげすらまだ柔らかい 未完成の薔薇 つぼみのままで 凍りついた白い薔薇 無理に抱きしめないで 壊れてしまうから 最初に出会ったあの人は つぼみを恐る恐る触れて 照れたように笑って手を引いた

          薔薇のつぼみは凍って

          YOLO

          おはよう 冴えない顔してるね じゃあ決めようか 「今日を生きる」と 当たり前のことと つまらなそうにため息をつくきみ まあいいだろう? 今日一日、全力で生きてみようぜ 明日もあさっても存在するなんて 誰が約束してくれる? 明日には彼女がいないかも 今日見たぼくが最後かも もちろん過去には戻れない 今しかないんだ 誰の上にも時は逝く 今しかないんだよ もっとフォーカスしてさ 心をこめるんだ 最後の一杯と決めて 丁寧に珈琲を落とす 空が何色か 窓を開けて見上げてみる

          forever

          きみの心が泣いているなら そばにいるよ 今日も明日も 何もないぼくだけど そのかわり 嘘もない きみの瞳が凪いでいるなら 目を閉じるよ 寄り添ったまま 果てしない闇を越え 見つけたよ 確かな夜明け forever 永遠を 誓うのは少し気恥ずかしくて 明日の約束をするよ 裏切らないと 信じて 遠く離れて生まれ落ち 偶然が繋がって出会ったぼくら こんな穏やかな瞬間が 重なっていくんだね forever 愛するということを もっと狭く思っていたんだ 魂はどこまでも育って ど

          虹の雫

          貴方を想うとき こころに虹がかかる それは輝く五線譜になって 未来へのメロディ 紡ぎ出す 貴方が歌うとき 虹から雫がしたたって 音符に変わる 時に強く 時に優しく 奏でるのは 魂の旋律 貴方の波長が 美しい虹色に輝いている 伝わるたびにわたしは感謝する 貴方と同じ刻を 過ごしていることに そのメロディを 感じられる幸運に 世界はすべてが 幸福ではないのかもしれない 今この時に 悲しみ 嘆いて 涙落とす誰かがきっといる それを貴方はわかって こころに虹をかけようと 祈るよ

          虹の雫

          ため息

          ため息をつくと 幸せが逃げてしまうと人は言う 彼のことで 胸が張り裂けそうになっている ため息で 積もった想いを吐き出さなくては 心が破裂してしまう あの人はやめろと 友達が言う ひとりでいると 明日こそは別れようと思うのに 彼に見つめられただけで 決心はため息になって逃げていく ため息より簡単に 嘘をつく人 愛情の軽さがわたしの誇りを引き裂く 血を失えば人は死んでしまうけれど 血のような想いがあふれ出して いっそ消えてしまえたらと思う もっと早く出会えたら もっと後

          ため息