虹の雫

貴方を想うとき
こころに虹がかかる
それは輝く五線譜になって
未来へのメロディ 紡ぎ出す

貴方が歌うとき
虹から雫がしたたって 音符に変わる
時に強く
時に優しく
奏でるのは 魂の旋律

貴方の波長が
美しい虹色に輝いている
伝わるたびにわたしは感謝する
貴方と同じ刻を
過ごしていることに
そのメロディを 感じられる幸運に

世界はすべてが
幸福ではないのかもしれない
今この時に
悲しみ 嘆いて
涙落とす誰かがきっといる
それを貴方はわかって
こころに虹をかけようと
祈るように歌う
声の限りに叫ぶ
虹の雫に潤されたなら
今度はきみが輝いてと
あの人懐こい笑顔を浮かべて

そんな貴方の歌を
何気なく口ずさむと
知らない誰かと目が合って
微笑み交わした
またひとつ こころに虹がかかる
些細な幸せが
未来への道を照らすから
歩いて行ける

貴方のように上手じゃないけど
祈るように わたしも歌う
虹の雫が こころを満たす
この喜びを教えてくれた
貴方が今日も笑っていますように
その歌が 誰かに届きますように

誰のこころにも
虹はかけられる
乾いたこころに 雫を与えて
幸せになるために 生きていこう
強く
優しく
歌いながら 未来へ


ERICA