survive

抜け目ない
「運命」ってやつがやって来て
囁くんだ、夜ごと耳元で
「逃れられはしない」ってさ

自分の道を行ってたつもりが
いつの間にか誰かに続いてた
冗談じゃない
道無き道を
俺は行きたいんだ
どけよ今すぐ

ちょっとキツい気分になって
埃っぽい大地に倒れ込む
正解を探す旅なんかごめんだ
傷ついたって
はみ出してとんがっていたい

レールの上を走っていた頃は
平穏だったし気分が良かった
だけど見えなかったんだ
行く手に夢が見えなかったんだ

神を信じるように
俺は俺の夢を信じる
見えなくても感じる
俺だけの夢をここに

何度も慟哭したし
胸を叩いて叫んだりもした
でも指先に触れた夢は
雷鳴となって俺を貫いたんだ

呼吸するごとに
強くなってみせるさ
橋がないなら
飛んで、飛んで
向こうの崖を引き寄せる
不可能なんてない
俺が歩けば道が出来る
暗ければ輝いてやるさ
寒ければ燃えてみせるさ
夢への旅路で
俺は全ての可能性を拓く

壁がそびえるなら
叩いて、叩いて
叩き割って進む
この拳で生きてきたんだ
俺が全ての可能性だ
嵐の真ん中を見たか？
吹雪の始まりを見たか？

足を引きずり
顔をしかめて
傷に汗がしみたとしても
俺は行く
俺は俺を諦めない

とんがって傷ついて
血を流しても行くんだ
俺が全ての可能性だ
扉なら蹴破り
闇ならば引き裂く
向こうには見えてるんだろ？
夢の端が見えてるんだろ？

俺が全ての可能性だ
飛びこえる
引き寄せる
叶えるために夢はある

飛んで、飛んで
手繰り寄せるんだ

俺が全ての可能性だ


ERICA