見出し画像

初学者から見た圏論というもの

圏論ほど、まだ分からない人が学ぼうとする時のハードルが高い物は無いのではないだろうか?私はまだ、これが何なのか分からない。でも、やっとこさ面白くてしょうがない。もともと集合論は好きだったが、この本は集合論に即してやってくれるので割といい。初めてかもしれない。


では、挫折の道を晒してみよう。。。
まず初学者が買ってしまうのがこれだろう。(買わねーか…)

最初から難解だと有名なのだが、放っておくとすぐに絶版になるのが怖いので復刊された時にすぐに買って全く開いていない。本当に長い間絶版で、古本には2万円近い値がついていた。シュプリンガー・ジャパンで復刊され、今は丸善出版で出されている。


懲りた人は、多分、これを買う。(買わねーか)
多少、マシな気がするんだが、やはり何をやってるんだか初学者にはちんぷんかんぷん。


もう2冊も失敗したので、かなり慎重に慎重に選ぶ。
もう、これを読んで駄目なら諦めろと言われるのがこれ。
期待を裏切って悪いが、やはり何をやりたいのか分からない。
敵は眠気だ。もう、この道は進んではいけないのかもしれないと思う。


そんな状況を察して、救世主が現れた!と思って予約購入までしたのだが。
またしても裏切られる。特に「このSさんの原稿、なんじゃこりゃ!」

こいつの本だけは2度と買うまいと誰もが誓う。

(結び目理論の章だけは面白かった)


ここまで来るともうヤケクソだ。またしても宿敵Sさんの本が…
途中までは読めるのだが、そこから先がモヤっとしてやはり進めない。

※Haskell絡みの圏論の本が出ているが、流石にそれには手を出さない。


この正誤表が凄い。自分で赤字を入れて直してみたが、初校の赤字直しみたいになってしまって笑った。初版はやめとき。

コレクション的に買っておいて損は無かったな。
多分、重版されないと思うけど。


そして、気がつくと「圏論の基礎」を買ってから20年近くが経過している。
ふとこれが目に入る。ん?集合論… 相性が良かった。

勿論、宿敵Sさんの本である。

amazonレビューを見ても割と評価が高い。
一気に3巻まで買って背水の陣を敷く。

私の場合は、Vol.1で漸く随伴まで2日で進んできた。何とか行けそうな気がする。(保証は出来ない)
現在、Vol.2を暗号解読中。

※本当はまだ5冊くらい秘蔵しているが、恥ずかしいので読めてから書き込んでいく。

いいなと思ったら応援しよう!