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FINAL FANTASY XVI 感想※ネタバレ注意!!
発売からおよそ一ヶ月、ついにFINAL FANTASY XVIをクリアしたということで、個人的な感想を書き連ねていきたいと思います。
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感想
というわけで、まずは全体の感想から。
自分はとても好きでした。
YouTubeやらでいろいろな賛否を見てきましたが、個人的には文句なく名作に入れていいと思います。
ボリュームも文句なく、バトルの快感や音楽など含めても相当の完成度でした。勿論ダメな部分が無かったかというとそういうわけではありませんが、それを含めても各レビューサイトの評価に納得できる作品だったと思います。
胸を張ってこの作品のためにPS5を買ってよかったといえる作品でした。
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というわけで、ここからは細かい部分の感想を書いていこうと思います。
細かな感想
シナリオ
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まずは何といってもシナリオを話さないことには始まりません。
個人的にはシナリオは好きでした。エンディングなんかは特に好みが分かれる部分だとは思いますが、自分は好きです。
なにより神との決別、人の時代の始まりという創世記のテーマは大好きです。神話好き(メソポタミア)としては終わりのあの家族のシーンとかで涙が出てくるほど好きでした。
ただ、全部がよかったというわけではないです。シドが死んだ直後、あの頃のクライヴの行動理念みたいなものは描写不足な気はします。もっと早くジルとの関係を深めて、アジトの皆とも家族感があれば、家族の安心できる場所(人が人として生きていける場所)を作りたいという思いも理解できたのですが、あの描写だけだとシドの思いを借りてるように見えて少し薄く見えました。
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ただ、守るものが増えていった後半はこの辺の不満もなくなり、最後のサブクエで各地に残される人々の覚悟やジルとの最後の思い出作り、幼いころから共に育ったトルガルとの回顧旅など、とても感動的でした。
そして終わり方、残されたジルとトルガルのシーンは思い出すだけで泣けます。僕はこの終わり方で良いと思いますし、大好きです。
音楽
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文句なく100点満点です。なんなら200点300点あげたいくらいでした。
祖堅さんの音楽は本当に素晴らしいですよね。クラシカルな雰囲気がありつつそれでいて現代的なかっこよさ。本当に神。
戦闘BGMもフィールドBGMもムービーBGMもどれも印象的で、それでいて邪魔をしないものばかりで本当に素晴らしかった…
ムービー
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今作はほぼ映画を見てるものと言ってもいいくらいの映像量で、あのデスストと比較しても遜色ないくらいだったと思います。
どれも美麗すぎるくらいで、これがPS4で遊べない理由の一端だと思いますが、ただこの映像はやっぱりいい画質、フレームレートで見ないともったいないです。
特に召喚獣バトルやバトル中のシネマティックカットなどはプレイ体験が全てではないFFにはあっていたと思います。簡単すぎるとは思いますが。
また、サブクエなどにも簡単なムービーがついており、自分は飛ばさずに見たのでなかなかの時間がかかりましたがフルボイスを活かせて良いと思いました。
バトル
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…zantetsukenってなんかダサくないですかね…
バトル担当がDMCの方ということもあって、旧作FFのコマンドやFF7Rのアクション×コマンドなどとはまた一風変わり、DMCっぽいアクションでした。
個人的にはFF7Rのバトルが近年だと一番素晴らしいと思っており、その視点で見ると今作は技がZR×△とZR×▢の2つしかなかったのは残念でした。
6体の召喚獣に一つずつ大技とパッシブスキルのようなものがあり、それ以外に2つも技があるのに、実際使えるのが3召喚獣×2なのはもったいないなぁという印象でした。
また、回避やFF14風の予知円などはとてもいいと思いました。
ただ、必殺技たちを連続で使うと敵に攻撃が見えずらくなり回避も難しくなるなど、思ったより技ゴリ押しというよりフロムゲーのような避けるフェーズ攻撃するフェーズが分かれていて、ヒリつく戦闘が多かったですし、楽しめました。
召喚獣バトル
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今作の目玉の1つであろう召喚獣バトルですが、自分はとても楽しめました。
序盤は技も無くとにかく回避と連打ですが、それでも十分迫力と爽快感がありましたし、後半カウンター技にビームまで加わるとより面白さが増し、大迫力で臨んでいたものを遊べたなという感動がありました。
サブクエスト(リスキーモブ)
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この子に会うためだけにたまに話しかけてた…
ここは大きく問題があると言わざるを得ませんでした。
自分は全てのサブクエをスキップ無しで見て、リスキーモブも全てやりましたが面倒くさと報酬が見有って無いと思いました。
そして何より、ラスボスの前に一気に10個くらいサブクエが追加される点、全部やって振り返ると必要だし大切なものだと分かりますが、それまでの渋い報酬や面倒な点を鑑みるとやらない人が出るのも分かります。
今作のサブクエに共通して言えるのは、『世界の解像度を上げるためのもの』だと定義していいと思いますが、
こんなに大切なものなのになぜあんな渋い報酬にしてしまったのか。
ここばっかりは庇うこともできない今作の最も残念な点でした。
ゲームシステム
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今作は『やめどきの無いゲーム』というテーマのもと作られており、本来あるものが無かったりします。
この試作に関してはいい面も悪い面もあったなというのが正直な感想でした。
ミニマップが無いことに関しては個人的にはやり辛さが勝りました。リスキーモブにも絡みますが、『今自分がどこにいて、どこに行くのか』をいちいちマップ開いてみるのはかなり面倒でしたし、ミニマップが無いため今回は細かなフィールド探索をする気にならなかったです。
そして多くの場面で主人公にダッシュが無い点。
こちらも個人的には不満ポイントでした。こうするならターミナルを増やしてほしかったですし、そういう観点で見るとノースリーチは最悪でした。
チョコボに乗るまでが長い上にダッシュが無いと無駄な時間と感じることの方が多かったように思います。
また、ZRトリガーの重みについても個人的にはいらないかなと思いました。
チョコボのダッシュにいちいち負担があるのが小さなストレスでした。
ただ、扉を開ける際のあれはたまにあったり、本当に大きな扉の際はそこまで気にならなかったです。連続して出てこられると少しストレスでしたが。
それ以外は特にゲームシステムについて不満はなかったですし、ロードを無くすという取り組みは没頭できるものなんだなと実感しました。
まとめ
ここまで長らく感想を語ってきましたが、個人的にはやっぱり満足できる名作でした。
PS5独占ということもあってPS5にしかできない施策なども見られ、この辺は試行錯誤の時期だと思いますので、嫌であってもネガティブに捉えすぎるといことは自分は無かったですし、大切なことだとも思います。
ちなみに2週目はやらないつもりです。
というわけで久々のFFナンバリングタイトルFFXVIでした。
皆さん各々感想があると思いますし、15のあれがあると強く当たりたい気持ちも分かります。
ただ、穿った色眼鏡なしにプレイするといいゲームで、新たなFFらしさを切り開く作品になるんじゃないかなと思います。
それでは最後まで読んでくださった方いらっしゃればありがとうございました。
著者Twitter:まがしき @esportsmagasiki