VCT Masters Tokyo Day2 感想『NRG vs NAVI』『EG vs DRX』
2023年6月12日、VCT Masters TokyoのDay2が開催されました。
2日目からプレイオフ進出チームが決まりだすため、2試合といえども熱戦が期待されました。
Match1 NRG vs NAVI
この両チームの出場選手合わせて9人が国際大会優勝者という二日目にして天王山マッチが二日目の初戦から行われました。
公式Twitterでの予想は僅差でNRGといった所。突破実績だけ見てもNAVIは4位、NRGは2位のためこの辺で差が出たような気がします。
Map1 Ascent（Pick:NAVI）
スコア以上にNRGの強さが見られた試合だと感じました。
元チームメンバー相手でも全く手心無しのardiisにスーパープレイ魅せまくりのs0mが試合を見事に荒らしまわりNAVIを撃ち合いから圧倒していました。
NAVI側もShaoのクラッチやcNedのオペレーターで苦しめましたが、NRGの攻めとFNSのラークが止められずゲームセット。
map2 Lotus（Pick:NRG）
両者ともに3サイトを見事に生かした攻めで相手を苦しめました。前半はNRGのネオンを使った素早いサイトチェンジやFNSの研究されつくされたヴァイパーズピットに為す手無しでしたが、その中でも4本取ってしまうところにNAVIの地力を感じます。
またNAVIの攻めではNRGほどスピーディーではないものの、丁寧で強いNAVIらしい攻めを通し続けていました。結果お互いに8本攻めを取る白熱した展開に。
最終的にNRGの攻めを見事に遅延し、設置時間を極限まで無くしたことで守り切ったことが決め手でNAVIの勝利。
map3 Split
NRGの攻めを全く止めることができなかったNAVIが前半に大差をつけられてしまい、そのまま巻き返すこともできず敗戦となりました。
NRGの攻めは2デュエを見事に活用したB挟みや、勢いのあるラッシュ、FNSのラークなど編成と選手の長所を生かし切った素晴らしい攻めを見せてくれました。
NAVIはヨルを使わず真面目編成でしたが、2デュエを止めれずShaoに至っては前半まともに戦うこともできないほど完膚なきまでにやられました。
NRG vs NAVI まとめ
NRGの攻撃力が3マップ通して爆発しており、NAVIも正面火力で負けてないシーンも見られましたがそういう時に刺さるFNSのラークなど多彩な攻撃を魅せてくれていました。
NAVIも強いシーンや相変わらずのANGE1など随所で良いシーンが見られましたが敗戦となりました。
これにてNRGは明日のアッパーでT1と、NAVIはロウワーでEDGとの試合ということになりました。
Match2 EG vs DRX
この試合に勝ったほうがプレイオフに進出となり、負けたほうは明後日にロウワーの勝ち上がりとの対戦となる重要な試合。
Map1 Fracture（Pick:EG）
スコアでも見て分かる通りDRXはEGの攻撃力を止められず。
EGはJAWGEMOや昨日から調子に乗りまくっているBoostioがDRXを完封、お互い攻めより守りうまくかみ合った試合に見えました。
DRXがここまで押し込まれている姿はPACリーグでは見ることがなかったので衝撃的でした。EGの勢いは完全にDRXを上回っており、大差で負けてしまいました。
map2 Ascent（Pick:DRX）
VSの頃から庭と言われLOUDやNAVIとも渡り合ったアセントですが、今日は悪魔が暴れまわってしまいました。
EGはここまでいくつかのスーパープレイはあったもののBoostioなどの陰に隠れていたDemon1ですが、この試合では見たかったものを魅せてもらいました。クナイのクリップをDRX相手に作るなどようやく本性が見れました。
EG vs DRX まとめ
DRXのこの負け方はPACリーグでは見られなかった姿であり、ここまで完膚なきまでに負けるDRXは今年で初でしょう。
Ameリーグでは期待のチームではなかったはずが、プレイオフに滑り込みプレイオフで金星を挙げ、金星の立役者が来れないと思いきや弾丸飛行で到着し、そして2連勝を圧倒的な内容で飾る。Evil Geniuseuこそが今大会のシンデレラになるのかもしれませんね。
というわけで今日はDay2の感想まとめでした。
明日からは敗退チームが出始めるということで、トーナメントが一段と緊迫すること必至ですので楽しみにしています。
最後まで読んでくださった方いらっしゃればありがとうございました。
著者Twitter：まがしき @esportsmagasiki
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