『タイムパラドクスゴーストライター』主人公「佐々木哲平」がヤバすぎる件※ネタバレ注意
週刊少年ジャンプ2020年24号から連載を開始した漫画『タイムパラドクスゴーストライター』通称TPGW
この漫画は主人公「佐々木哲平」が未来から送られてきた週刊少年ジャンプに載ってる神漫画「ホワイトナイト」を盗作するお話だ。
しかも「ホワイトナイト」の本来の作者「アイノイツキ」は現代では佐々木のアシスタントをしている。
この漫画の主人公「佐々木哲平」がとにかく盗作を正当化しようとしていてネット上では批判が相次いでいる。
今回は佐々木哲平のこれまでの行動を紹介していく。
今までのTPGW
まず、第1話
担当編集者に読み切りのネームを見せにいくも評価はボロクソ。
引用:集英社 市真ケンジ 伊達恒大 『タイムパラドクスゴーストライター』
編集者の「菊瀬」の言っている事はまともだ。
ちなみに実際には編集者の菊瀬という名前の人物は居ない。
https://twitter.com/ichima_kenji/status/1273401695112843264?s=21
作者の発言から読み取れる事はこの編集のモデルがいたならその人に批判がいくのではないかと危惧している事だ。
そもそも担当編集は至極全うなことしか言っていない。批判が集まるわけない。
話を戻す。この後、漫画家の夢を諦めようとした佐々木の自宅あぱーアパートに雷が落ち、電子レンジと冷蔵庫、レンジの上に置いていた人形が溶けて一つになりレンジの中から10年後の週刊少年ジャンプが出てくる。
そこにはアイノイツキが描いた「ホワイトナイト」という神漫画の第一話が載っており佐々木は感激する。もう一度読み直そうとするもジャンプは消えていた。
佐々木はそれを夢だと思い「ホワイトナイト」を読み切りネームとして書き起こし本誌の掲載枠をゲットする。
しかし、それは夢ではなく、その後も電子レンジから10年後のジャンプが転送され続けていた。
そして現代のアイノイツキはジャンプを見て衝撃を受ける。
第1話に関しては佐々木の行動にそこまで問題はないです。
誰だって夢だと思います。
問題は第2話からです。
盗作であることに気づきます。
しかし新しい担当編集の説得により連載ネームを描くことを決めます。
謎の責任感で義務と称して自分を正当化し始めました。
第2話の終わりではアイノイツキが佐々木を訪ねてきます。
第3話ではアイノイツキに盗作疑惑を持ちかけられ、「あなたにしか描けない物は何か?」と問われ佐々木は答えに詰まる。
しかし佐々木は「そんなモノは無い‼︎」と答える。
この答えにアイノイツキは共感する。
アイノイツキもただ沢山の人を楽しませたい。その想いで漫画を描いているという。
しかしアイノイツキは「ホワイトナイト」の本当の作者だ。佐々木はそれを盗作した。
本当に空っぽなのは佐々木だけなのだ。
そもそもアイノイツキは「ホワイトナイト」を描く時に全人類共通の恐怖である夜とオバケを結びつけて「ホワイトナイト」を誕生させた。
つまり、「ホワイトナイト」は恐怖に立ち向かう内容が全ての人が共感できるように出来ている。
恐怖に立ち向かうことを伝えようとしているのだ。
アイノイツキ自身、学校で漫画を描いていたことでからかわれたり、虐められたりして引きも篭っている。その恐怖を乗り越えて漫画家の夢を追っている。
作者のメッセージが詰め込められている。
第4話では連載に向けてアシスタントの人達が来たのですがその中にはアイノイツキの姿もあった。
佐々木は未来の「ホワイトナイト」アイノイツキの絵を真似ようとしても圧倒的な画力の差に苦戦していた。
佐々木哲平、彼は「盗作した事を黙る」という結論に都合の良い理由を並べて自分をとにかく正当化しようとしています。
とにかく自分の罪が軽くなる結論に辿り着くように理由付けをするこの姿勢、少年誌の主人公としてあり得ないでしょう??
「ホワイトナイト」を届けなくちゃいけないという気持ちは佐々木のエゴでしかないのです。
締め切りも迫ってきてる中、キャラのペン入れが出来てない。アシスタント達が苦肉の策として背景を先にペン入れして後からキャラを描くという方法で何とか原稿を完成させます。
そして佐々木はアイノイツキに原稿を見して感想を聞きますがアイノイツキの表情は一瞬曇ります。
そして佐々木のとった行動がこちらです。
締め切りギリギリの中でアシスタント達が苦労して描き上げた原稿を目の前で破ります。
ここで問題なのがアイノイツキが学校で不登校になった原因です。
第3話より引用しました。
アイノイツキは学校で自分の漫画を破られるというイジメを受けていたのです。
そして「ホワイトナイト」は佐々木が描いたとはいえ本来ならアイノイツキの作品。
アイノイツキ自身も自分が考えていた話を取られたという思いも少なからずある中で目の前で不登校の原因になった行為をされるのはいかがなものかと…
主人公がヒロインのトラウマを呼び起こす可能性のある行為をするのはNGです。
第5話では前回破ってしまった「ホワイトナイト」の原稿の続きを描きます。
また謎の責任感で自分を正当化します。
佐々木哲平にあるのはアイノイツキとジャンプ編集部関係者に謝罪する責任です。
そして佐々木は最終手段に出ます。
完全な盗作です。
とう言うか犯罪では?
ですがこれでも納得は行かず、アイノイツキに何が足りないか相談します。
しかしアイノイツキの答えは
ちなみにアイノイツキは高校を辞めて上京してアシスタント業をやっています。
佐々木哲平は田舎の女子高生から「ホワイトナイト」という夢を叶える手段と学歴を奪っているのです。
ここからが酷い笑
佐々木は開き直って自分の画風で描き始めます。
これで盗作では無いと正当化するのですからね。
第6話ではついに「ホワイトナイト」のアンケートの結果が分かり第一位をとる。
その後、単行本1巻も発売され大人気に。
そしてアイノイツキも漫画賞に入賞し、そのお祝いも兼ねてみんなで焼肉に行くことに。
そこで佐々木は俺に肉を食う資格は無いと言いキャベツばかり食べています。
キャベツの花言葉は「利益」です。
利益だけを貰うとんでもない野郎という事を暗示しています。
そして焼肉パーティーも終わりふとアイノイツキを見ると漫画のネーム作業をしていました。
そんなアイノイツキを見て佐々木は胸が苦しくてなります。
また都合のいいように自分を正当化しています。
少年漫画の主人公が彼で本当に大丈夫なのでしょうか?
そんな彼は既に盗作する事に迷いがありません。
堂々とレンジの前に立っています。
佐々木は既に「盗作」ではなく「代筆」と自分の行為を読んでいます。
悪影響ではないか?
私がここまで批判的な意見を言うのはこれが少年誌を読む子供達に悪影響を与えるのではないかと危惧しているのです。
彼の問題点はとにかく自分の行為を正当化する言い訳を並べていること。
それが周りの人の為だと思い込んでいるところです。
作中で誰かこの10年後のジャンプの秘密を共有できる人を作り、佐々木を叱ったりする描写を入れればまだセーフでしょう。
ですが佐々木を叱る人物はいなく、佐々木の行動は全て肯定的な意味で作中で語られているのは大問題です。
さらに問題点として、「佐々木哲平」はかなりヘイトを受ける人物となっていることで現実の「佐々木哲平」さんも風評被害を受けかねないという事をとこです。
佐々木哲平というどこにでもいそうな名前でサジェストに盗作やパクリと出てきます。
創作活動をしている佐々木哲平さんは大迷惑です。
漫画『DEATH NOTE』の主人公の名前が「夜神月」なのも作者が主人公と同じ名前の子供がイジメられないようにと月と書いてライトと読ませました。
しかしTPGWの作者が配慮したのは編集者です。
「菊瀬」という名前にして編集者には配慮して、
1番ヘイトを集めている主人公の名前は「佐々木哲平」というありふれた名前にしている所が大問題です。
この先「佐々木哲平」がどんな行動をしていくのか予想がつかないので楽しみではありますが決して応援したい作品ではありません。
ジャンプに載せるべき漫画では無いと思っています。
最新話で未来のアイノイツキが死亡していることが分かり、何者かが未来を変えるため過去の世界にジャンプを送っていることが判明しました。