遺伝子に"好き"を書いておいた。
最近、次女と深夜まで音楽の話をする時がある。吹奏楽部でアルトサックスを始めた娘は今、ジャズやスウィング、サックスがメインになる曲を貪るように聴いている。
お互いに好きな曲をYouTubeで観せあったり、その時間がとても楽しい。
そしてコレが、娘の好きな曲はわたしのドンピシャだし、わたしの好きな曲が娘のドンピシャだったり、コレはもう、なんだ。なんでこんなに好みが一緒なんだ(´ω`)
わたしはスウィングでもジャイブが好きだ。若い頃に聴いていたジャイブのバンドの曲をいくつか娘に聴いてもらったら
「もーーーーーーーーーーー!スキっ!」
という事で、娘も「なんでオカンこんなに自分と好み一緒なの?!」と言う。
わたしには、"棺桶に入れてくださいボックス"があるのだけど(わたしが死んだらこの箱ごと燃やしてくださいと思っているいろいろな思い出の品を入れてる箱)その箱の中から思い出のCDを2枚取り出して娘に渡した。もう売ってない、あまり有名ではないスウィングバンドのCDだ。
「きっとキミが好きなのはこんな曲だと思う。」と。
いろんなものを捨ててきたし捨てた事に後悔はしてこなかったけど、娘がこんなに自分と音楽の好みが一緒なのであれば、あのCDも、あの人のCDも、捨てずにとっておいたらよかったなぁと、思っている。
音楽が好きだ。
サックスが好きだ。
ジャイブが好きだ。
娘が生まれるずっとずーっと前にわたしがわたしの遺伝子に書いといた。
そうであったと思いたい。