400m選手の練習②

アスリートが運動指導者として活躍する為に必要な学びを提供しているメディアです。
この１週間、過去に執筆した有料記事を沢山の方にご購入頂いたようでございまして、本当にありがとうございます。
指導者を目指すアスリート向けの記事ということは当然現役アスリートにも有益ですから、もしかしたらアスリートによるご購入が増えたのかもしれません。
今回の記事は有料ですが、400m選手にとって価格以上に有益だと感じて頂けるよう、心を込めてお届けして参ります。

前回までの復習

今回の記事は前回の続編となりますので、前回の内容をご理解頂いているという前提で書き進めます。

念の為ざっくりと振り返っておきますと、400mを速く走る為にはスピードを高める為の取り組みが必須であり、長い距離をゆっくり走る練習ばかりしていてもいいことはないということです。
そしてそのスピードを高める為には、100mを速く走れる能力を高める為の練習も取り入れなければならないというお話でした。
100mを速く走る為のヒントが詰まったマガジンはこちらです。

100mを速く走る為に｜前田岳人@アスリートが運動指導者として活躍する為に｜note

具体的な目標設定を

執筆しているのは2022年11月の末です。
私がジムを構えている大阪市でも紅葉が目立つようになってきました。
そういった季節を感じることはアスリートとしても大切だと思いますが、あまり悠長なことばかりはしていられません。
間もなく今年が終わりもう2023年1月です。
2023年シーズンの足音が、そこに迫っているではありませんか。

2023年4月にシーズンインをしてその6月に一旦のピークを持ってくるとして、その時点で400mではどれぐらいのタイムで走っていたいでしょうか？
どの種目でも目標設定が大切なのは言うまでもありませんが、400mでもそれは同じです。
何より、目標とするタイムは具体的に設定しましょう。
「50秒台」とか「48秒台」とか「46秒台」というざっくりした設定ではうまくいきません。
それは何故でしょうか？