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箱根駅伝2022-23「パワフルパワー」(2)
パワフルパワーって歌があるんですよ、マジで。
そういう訳で今回は5位から8位まで。
東京国際大学
ヴィンちゃんにアクシデントが無かったらとは思ったが、それでも3年連続シードとなる5位フィニッシュはチーム力が付いてきた何よりの証だろう。唯一残念な点があるとするならば、丹所くんが走った3区の時点でトップを取っておけばまだどうなるか分からなかったかもしれない、というのはある。
ただ、とあるスペースで「来年は優勝を狙えるチームにする」という話もあったようで。来年に期待。
パワフルプレイヤー
倉掛響
#箱根駅伝
— 4years. (@4years_media) January 2, 2022
往路7位 #東京国際大学
5区 倉掛響
首位・青山学院大学との差は4分49秒 pic.twitter.com/PiCxCxMPaF
平地は良くても山という懸案事項のある東京国際大学だが、区間14位という走りながらも1年生にして5区に抜擢されたその才能の高さは来年以降に花開くかどうか。とはいえ、終始シード圏内で走りきることが出来たのはこの「耐える」5区と6区を何とか耐えしのいだからに他ならない。
来年は出来る限り「攻める」山になれば、何が起こるかわからない。
中央大学
おおよそ10年ぶりとなるシード権は1区の吉居くんの区間新記録という爆走から始まっていた。あわや駒澤大学まで食って3位以内という位置までの激走は、間違いなく名門復活の狼煙を上げたと呼ぶにふさわしい大会だったのではないか。当然、即座にここから優勝!という訳にも行かないだろうが、藤原監督が2016年シーズン途中からの就任で、5年という短い年月でここまでチームを立て直したのは素晴らしい。
来年以降に大きな弾みとなるはずだ。
パワフルプレイヤー
吉居大和
【写真】1区で先頭に飛び出す中大・吉居大和https://t.co/yBwDETQKa4#箱根駅伝 #おうちで箱根駅伝 pic.twitter.com/jJntdm0DMX
— 箱根駅伝速報(読売新聞) (@YOL_hakone) January 1, 2022
やはりチームに「いける!」という闘争心を植え付けさせたのは、彼の走りからだろう。入学後から早々と実力の高さを見せつけてきた中で、2年生にして未踏の記録を樹立したことは彼の自信にも大きく繋がるはずだ。間違いなくチームの中心となる来シーズンは、更なる飛躍の1年としてほしい。
同学年でライバルの三浦くんはおそらく世界陸上に出るだけにね。
創価大学
前回大会で惜しくも2位だったが、今回は優勝争いに食い込むことは無かった。しかし、終わってみると4区に現れたスーパーヒーローこと嶋津雄大くんの区間賞で上位に上がると、それ以降は終始安定したレース運びで7位フィニッシュ。3年連続シード権獲得と相成った。嶋津くんが来シーズン創価大学のメンバーとして走るかどうかは置いておいても、やはり優勝争いするならばもう一人エース格が必要。
だが、榎木監督は育成に定評のある方。恐らくはきっちりと強い選手を育成してくるはずだ。
パワフルプレイヤー
新家裕太郎
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— 聖教新聞【公式】 (@seikyoofficial) January 3, 2022
【7区】新家裕太郎選手
\#箱根駅伝 は1年でエントリー入りするも、昨年はエントリー漏れ。昨年の全日本駅伝予選でも悔しい走りをし「それが原点になった」
夏合宿では距離を踏み、強い脚をつくった。初の箱根路、後半勝負の7区で粘り切る#ストライプインパクト#走りだ創価2022#創価大学 pic.twitter.com/bzMdmQL1Y3
復路のエース区間に配置された7区で区間4位と好走を見せ、シードを大きく引き寄せる原動力となった。特に6区と7区で破綻なく走ることが出来たのは駅伝においても重要だし、またそれが1年生ながら8区を走った吉田くんにも安心感を与えたはずだ。来年はどうなるのか解らないが、激坂王にも出ているということは登りにも自信があるということ。
山登りの5区で起用という可能性も秘めているとにらみつけている。
國學院大學
苦しい大会となった。往路こそ4位も、復路では13位と大苦戦。シード落ちも見えた中で9区の平林くんの好走がきらりと光った。チームとしても逆境の中で攻めたレースが出来る選手が居ることは大変貴重で、そういう部分からも國學院が徐々に力をつけてきていることを知らしめた。4年連続シード権という結果に甘んじること無く、虎視眈々と上位へと食い込む大会となりそうだ。
パワフルプレイヤー
平林清澄
#出雲駅伝
— 4years. (@4years_media) October 10, 2021
4位 國學院大學 2:14:17
アンカー 平林清澄(30:46区間5位) pic.twitter.com/4S03Z0u2AA
1年生でこれだけ攻めて走ることが出来る子は珍しいと思う。強いチームにはこういう「駅伝男」となりうる選手が必要で、例えば青学には久保田和真さんが居たり、4連覇時代の駒澤大学には田中宏樹さんというユーティリティかつエースのランナーがいた。平林くんはそういった存在になりうる逸材であることに間違いないし、来年あたりは往路2区で田澤くんと競っているかもしれない。
ということで次回に続く。