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箱根駅伝2023出場校紹介(10)「法政大学」
今回ご紹介するのは法政大学。シード権には個人的な感覚からか入れないかと思っていましたが……、まさかまさかの大逆転で見事に10位となりシード権獲得。
絶対的エースであった鎌田選手卒業後を見据えた強化もどうなったのか、注目が集まるところだ。
法政大学
1880年に日本の私設学校として初めて法律専門学校として設立された法政大学は、バンカラな気質としても知られている大学だ。文化祭での飲酒OKなど、なかなか尖っている。
様々な分野に卒業生を輩出しており映画監督の園子温さん、女優の高畑充希さん、前総理大臣の菅義偉さんが在籍していた。
スポーツ関係でも野球部には江川卓さん、陸上短距離では為末大さん、金丸祐三さん、バスケットボールでは日本代表ヘッドコーチを務めた鈴木貴美一さんがいる。
今シーズンのチーム成績
出雲7位
全日本予選敗退
春シーズンは思いがけない形で全日本大学駅伝予選会敗退という結果になったものの、駅伝シーズンで唯一出場した出雲駅伝では大学過去最高タイ記録となる7位でフィニッシュ。しかも、途中までは過去最高記録を塗り替える5位でレースを進めるなどチームとしてしっかり戦えることを証明して見せた。
特に試す区間としていた3区から5区の内田くん・扇くん・小泉くんはそれぞれ区間4位、4位、3位と好走を見せたことも、勢いづかせそうな予感を持たせる。
坪田監督も「すごく収穫のある大会となった」と一定の手ごたえを得て残る箱根駅伝に照準を合わせている。
パワフルプレイヤー:内田隼太
第34回出雲駅伝
— nkmr (@annex_nkmr) October 10, 2022
3区 平田本田交差点
法政大学 内田隼太主将
雲の上の存在だと思っていた平国大丹所くんとの並走が視界に入った瞬間、夢かと思いました。なによりめちゃくちゃいい表情して走っていて本当に嬉しい☺️#きぬた歯科 pic.twitter.com/f0TN7Y9J0I
今シーズンの法政を引っ張るであろうキープレイヤー。前回の箱根では1区区間9位と及第点の走りを見せて、エースだった鎌田選手にきっちりとつなげ仕事を果たした。
出雲駅伝では初めて1区以外の区間を担当し、神奈川の高校で同級生でかつライバルだった丹所健(東京国際大学)くんとも並走。
笑顔での走りと区間4位という好記録を残し、次のエースとして名乗りを上げた。箱根で走る区間は不明だがぜひともエース区間に挑戦をしてみてほしい。彼のメンタリティーはまさに現代の「オレンジエクスプレス」を象徴していると言ってもいい。
監督
坪田智夫
【50周年特設サイト 座談会より】
— コニカミノルタ スポーツ (@konicaminoltast) July 30, 2020
坪田智夫さん(2000年入部、現法政大学駅伝監督)
「人間的な成長がないと競技者としても先はないということをここで学ばせてもらいました。今、現役の子たちにそれを伝えるべく指導しています。」
全文はこちら↓https://t.co/aNslbg8gCI pic.twitter.com/AVltTKraX9
2012年から母校で指導者として活動しているかつてのエース。
駿河台大学の徳本監督とは先輩と後輩の間柄で76回大会では区間賞も獲得し、オレンジエクスプレス旋風を巻き起こした。
指導者としても東京オリンピック代表に青木涼真選手と坂東悠汰選手を育成し輩出しており、指導者としての手腕も極めて高い。
さあ、次からは予選組だよ!