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箱根駅伝春シーズン「春の男祭り」(4)

新卒を迎え、意識の高い日々を過ごしていらっしゃる皆さんにお知らせです。この時期になりますと、だいたいネットワークビジネスや金融系のセミナーの勧誘、ブックメーカーなどの投資の案件などが多く連絡が来ることと思います。
リテラシーのない皆さんは、まず勉強をしてみることをおすすめしますが、やたらと金融商品を購入させようとしてくる輩には「男(あるいは女)たるもの給料一本で勝負じゃい!」と宣言するようにしてください。
私はそれができずに借金を背負った経験があります。結果として人を恨むことにつながりますので、金にかかわる件はくれぐれも慎重に。

さて、腹が減ったらまずケバブということで春の男祭り第4段です。

神奈川大学

毎年キラリと光る選手の育成に定評のある大後監督だが、今年もその片鱗を見せつけてくれた。箱根では準エース区間で10位だった西方くんが関東インカレ2部で3000メートル障害の2位入賞を勝ち取った。
日体大記録会でも島崎くんが1500メートルの神奈川大学記録を樹立するなど、個々の能力は確実に上がってきている。

春の男:西方大珠
元々3000メートル障害の選手だった彼にとって、関東インカレで活躍することは普通のことだったのかもしれない。ただ、いずれにしても重要な区間で彼のように安定感ある走りができる選手は貴重だ。
川口・呑村くんを含めたこの3本で確実に上位に食い込めるようにしたいところ。

日本体育大学

女子部門では総合優勝を果たした関東インカレだが、男子も長距離部門ではそれなりの成績を残すことが出来たようだ。4年生の加藤くんと岡嶋くんは全体で20位以内にハーフマラソンをまとめ、エース格として期待される藤本くんは10000メートルで4位入賞、5000メートルで4位入賞と大健闘。昨年も1区と2区で好スタートを切ることが出来たのも藤本くんの好走のおかげ。
予選会は確実に勝ち上がってくることが予想されるので、本戦でシードに入るためには藤本くんクラスのランナーが二人は欲しいところだ。

春の男:藤本珠輝
間違いなく、池田選手の穴を埋めて活躍が求められるランナー。3年生にしてエース格を張るが、早くも昨年池田選手が樹立した日体大記録の塗り替えなどが期待されており、玉城さんの新体制になってから本格的に勝負を賭けるためのエースとして活躍を期待。

拓殖大学

元々拓殖の部員は持ちタイムが良い選手は少ないものの、留学生ランナーを中心にみんなで繋ぐレースをするのが印象的だった。関東インカレに関しても結果云々出ないことを分かった上で言うと、率直にラジニくん以外はとても厳しい結果となったのではないだろうか。1区で12位と箱根では何とか最低限まとめた合田くんも10000メートルで23位と苦戦した。
夏には恐らく熊本での集中練習が待っているはずだが、しっかりと長距離で戦えるチームに仕上げられるかどうかが鍵だろう。

春の男:ジョセフ・ラジニ
エース格として気を吐き続ける留学生ランナー。5000メートルと10000メートルでそれぞれ6位と8位に入賞し、エースとしての意地は見せた。

法政大学

上級生が非常に良くなっている。エースの鎌田くんが全日本ハーフで優勝したのを皮切りに、関東インカレのハーフでも河田くんが日本人2位で全体5位、清家くんも日本人6位で全体9位にランクインした。一方で「繋ぎの区間」という部分ではまだまだ向上の余地はありそう。意外性のある大学だけに、夏から秋にかけて強化をどのように進めるのかも注目だ。

春の男:河田太一平
鎌田くんの走りが刺激になったか、関東インカレでのハーフでの好成績は印象的だった。前回大会では2区での大ブレーキが起きてしまったが、その悔しさを挽回するための意地の走り。ここが揃えば、ロケットスタートをかますことも十分に可能だろう。

最近、オレンジエクスプレスの各駅停車多くね?という感じで次回へ続く。

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