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第101回箱根駅伝出場校紹介(6)「法政大学」
今回ご紹介するのは法政大学。全日本大学駅伝ではまさかの棄権とあいまったが、出雲ではどの区間でも安定して10番以内をキープ。やや昨年までに比べると迫力の無さは否めないが、ポテンシャルはとても高い。
法政大学
1880年に日本の私設学校として初めて法律専門学校として設立された法政大学は、バンカラな気質としても知られている大学だ。文化祭での飲酒OKなど、なかなかに尖った法政大学だが日本の私立大学の中で古くからある法学部をはじめとした多くの学部学科を持つ総合大学でもある。
2022年度は人気も急上昇しており、市ヶ谷にあるキャンパスと緑豊かな多摩キャンパスなどバンカラ気質とは異なり非常に人気も高い。
様々な分野に卒業生を輩出しており映画監督の園子温さん、女優の高畑充希さん、総理大臣経験者の菅義偉さんが在籍していた。
スポーツ関係でも古くからの強豪が多くある。野球部には江川卓さん、陸上短距離では為末大さん、金丸祐三さん、バスケットボールでは日本代表ヘッドコーチを務めた鈴木貴美一さんがいる。
サッカー部でも日本代表に選ばれた上田綺世選手が在籍していた。大学院では大相撲横綱だった日馬富士公平さんも卒業生である。
今シーズンのチーム成績
出雲駅伝 9位
全日本大学駅伝 予選敗退(棄権)
「今年の法政はこういうチームだ!」というのを毎年毎年説明しようとしても、どうにも説明できない難しさがこの大学にはある。あえて今年の法政に関して言うならば、例年以上にチームは小粒で例年以上に厳しい戦いを強いられる可能性はあるということだ。
他大学と比較しても決して選手が揃っていないわけではないのだが、ただ開放や柱がいないという点についてどうなのかがすごく気になるところ。
しかし、前回大会でも6位に入ってきているところからゲームチェンジャー的存在がしっかりとハマれば十分にシードは見えてくるだろう。
監督
坪田智夫
2012年から母校で指導者として活動しているかつてのエース。
駿河台大学の徳本監督とは先輩と後輩の間柄で76回大会では区間賞も獲得し、オレンジエクスプレス旋風を巻き起こした。
指導者としても東京オリンピック代表に青木涼真選手と坂東悠汰選手を育成し輩出しており、指導者としての手腕も極めて高い。今シーズンはやや小粒な印象こそぬぐえないものの、ここから状態を上げてピークに持っていくことはお手の物のはず。
オレンジエクスプレスをいかに「加速」させていくか、引き続き注目だ。
「負ける気がしねぇ」プレイヤー
武田和馬
2023.1.3 第100回箱根駅伝
— はむたろ (@nkotaro4776) January 3, 2024
6区 入生田 法政大 武田和馬選手
区間賞おめでとうございます!🍊🎉
坪田監督が「武田思い出せ!彰太の分走れ!」と檄飛ばしてました。頑張れ法政!#オレンジエクスプレス#脱兎の勢い pic.twitter.com/ZjmDm4OBQ6
前回大会の箱根駅伝で6区区間賞に輝いた今シーズンのチームのエース。元々山がハマればある程度の順位は確保できる箱根において山下りの経験がある武田くんの存在はとてつもなく大きい。
いうまでもなく彼の快走が無ければチームとしてもアウトとなる可能性はあるだけに、6区を走る彼の前までに法政はできるだけいい位置でレースを進められるかがカギとなるだろう。