箱根駅伝2023出場校紹介(17)「山梨学院大学」
良い子の皆さん、山梨学院大学のキャッチフレーズ覚えていますね。
そう、『全大学に告ぐ。 山学バズらせてもろて』でしたね?
問題なのはいかにキャッチで面白いかということではなく実力なのです。しかしながら、近年の山梨学院大学は振るいません。
中々良い選手が入ってこないという苦境に立たされておりますが、箱根駅伝で今回はジャンプアップできるのか?
山梨学院大学
県下最大級といっても良いほどの私立学校として知られ、幼稚園から大学まである学校体系一貫教育を確立させ、現在は研究にも力を入れている。スポーツも大変盛んな大学で、レスリング・野球・スピードスケート・サッカーと陸上以外にも多くのジャンルのアスリートを輩出しており、特に附属高校である山梨学院高校の野球部も清峰高校にて甲子園優勝へと導いた吉田監督を招聘してからの躍進が著しい。
陸上競技では、三菱重工マラソン部にて現役を続ける井上大仁選手が卒業生として知られる。
今シーズンのチーム成績
全日本予選12位
箱根予選7位
例年以上に主力がハイレベルになっているとのことだが、春の関東インカレでは危うく1部から降格しかける危機的な状況になった。その危機感からか3年生に北村惇生くんが台頭、エースの木山くんと日本人エースの2トップを務める。
この2年間は箱根駅伝に出場することも叶わなかったが、今年に入って急成長した北村くんの活躍もあり予選突破。
しかし、特殊区間含めて課題も多い。特にここ2年、山梨学院大学はベストメンバーを組むこともままならない状況だ。
何とかピークを箱根に持っていきたいところだ。
パワフルプレイヤー:北村惇生
ムルワくんかムトゥクくんか分からない留学生枠はもちろんだが、チーム2番手に入った北村くんの好走は見逃せない。全体14位という数字もさることながら、10000メートルのタイムもチーム4番手と実力もつけてきている。
シード・繰り上げスタートなしでの襷つなぎには北村くんの好走が重要な要素を占めることとなるだろう。
監督
飯島理彰
2000年から山梨学院大学のコーチとして手腕を発揮しており、2019年には駅伝部門の監督に昇格した。
現役時代には優勝も知っている監督ではあるが、何より山梨学院にとって重要なのは指導力よりもピーキングをしっかりとすること。結果として中々うまく行かずに2年連続繰り上げスタートという憂き目にあっている。
今年はどうか。当然飯島監督も理解はしているとは思うが、果たしてそれを上手く行うことができるか注目したい。
さあ、次は専修大学だよ!?