
箱根駅伝2022-23「パワフルパワー」(1)
さあ、2021-22が「男たち」なら2022-23は「パワフル」に行ってみよう!
個人的には「女だろ!」というのがあってもいい派のかねこです!
という訳で、各チームの箱根駅伝を振り返りながら2022-23について考えていきましょう。パワフルパワー!!!!
サイゼリヤで喜ぶなかやまきんに君 pic.twitter.com/GMMFK9sQ91
— わるにき𓆑 (@hopewarunikiki) February 13, 2022
青山学院大学
「3区までにトップに立てれば優勝」という勝ちパターンを今回も炸裂させた青山学院。やはり「駅伝」になると抜群の強さを発揮する、いつもの青学だった。
青学という絶対王者を崩すためにも、やはり序盤でトップを譲らないという力技が必要になってくるのだが、箱根駅伝という競技になった際に果たしてここまで真剣に出来る大学があるのか。
そこがふと気になるところだった。
正直言って、それだけ対抗馬がいない。2区を走ったのが岸本くん・中村くん・近藤くんと3人もいて下の学年にもエース格となれる子が多くいる。今年も青学の牙城を崩すのは簡単ではないだろう。
パワフルプレイヤー
太田蒼生
【第97回箱根駅伝】
— 青学大陸上競技部(長距離ブロック) (@aogaku_rikujyou) January 2, 2022
3区を走るのは太田蒼生(1年)です。
着実に結果を出し続けてきた期待のルーキーが、箱根駅伝で大学駅伝デビューを飾ります!
1年生らしいフレッシュな走りにご期待ください。
応援よろしくお願いします!#パワフル大作戦#深緑の襷#青学駅伝#adidas#ライズTOKYO pic.twitter.com/hl161aU1TI
初の箱根駅伝でありながら臆することなく3区で1時間1分という好走でチームの総合優勝に大きく貢献した。別府大分毎日マラソンには出場できずも、出場を志願していた部分からも今後の伸びしろにも期待したい。
特にマラソンは関節だけでなくて、内臓までも負担を大きくかけるだけにしっかりと身体づくりをすれば今後チャンスはあると思う。
順天堂大学
敢えて1区ではなく、2区に三浦くんを配置するという長門監督の采配がピタリと当たった大会となったか。16大会ぶりの3位以内とはいえ、1位の青学と10分以上も差をつけられたのはやはり鬼門となっている1区だろう。ここで出遅れが無ければ、もう少しタイム差を縮めることが出来たのではないか。
とはいえ、それは長門監督をはじめとした選手たちも十分に解っているはず。
怪物・三浦くんがいるうちにどんどんとチーム作りを進めていきたいところだ。
パワフルプレイヤー
三浦龍司
三浦龍司のハードリングは時間が止まる。#90日本IC pic.twitter.com/HWD0tPX3KH
— EKIDEN News (@EKIDEN_News) September 19, 2021
出雲と全日本、箱根。彼が居るのと居ないのとではやはりチームの姿が全く異なった。確かに箱根駅伝に限って言うならば区間10位と11位と2年連続で芳しくない結果に終わってはいるが、順天堂大学において彼が走るだけでチームが大きく動き始める何かがある。
今年はそんな「三浦君頼り」にならない強いチームが作り上げられれば、青山学院という大きな壁を打ち壊す第一候補に入るのではないだろうか。
駒澤大学
難しい1年だっただろう。主力選手の逮捕と同時期にあった退部から始まり、前回6区で好走した花崎くんの休部、相次いだけが人。ここまでの苦難に大八木監督をはじめとしたスタッフの方々は相当苦心したはずだ。
それでも3位に入賞したのは特筆に値する結果と言える。やはり優勝候補と呼ばれるだけのことはあった。唐沢くんや金子くんの好走に併せて、田澤くんの区間賞と暗い話題ばかりではない。
4月には洛南高校にて既に怪物クラスのタイムを残す佐藤圭汰くんが入学してくる。チーム内競争の激化は必至。学生史上最速集団に変貌を遂げようとする「平成の常勝軍団」もまた、逆襲へと向けて牙を研ぎ続ける。
パワフルプレイヤー
金子伊吹
【箱根駅伝】
— 駒澤大学【公式】 (@komazawa_univer) January 2, 2022
第5区は今大会が三大駅伝のデビュー戦となる 金子 伊吹 選手(歴史2)です。「(鈴木)芽吹だけじゃなくて伊吹もいます!」とコメントをくれました!
皆さまの温かいご声援をよろしくお願いいたします!#駒澤大学 #陸上競技部 #第98回東京箱根間往復大学駅伝競走 pic.twitter.com/f4f4DOIS9t
初の箱根で見事な活躍ぶりを見せた。3区と4区で青学を追いきれなかった中で、混戦になりながらも5区で区間4位と好走。区間記録保持者の宮下くんや初代激坂王の三上くんよりも速いタイムだったことは特筆すべき点だ。
今回中心となった2年生軍団の中でも、頭一つ抜けた一面を見せただけに、来年は「金子が走れば」という段階に是非挑戦して欲しい。
東洋大学
終わってみると「やっぱ東洋って侮れねーわ」となる大会だった。全日本では屈辱のシード落ちも、箱根駅伝ではシード圏ギリギリからじりじりと順位を上げ、最終的には駒澤大学と3位争いを繰り広げるという結果に。
調べてみると復路では2位で改めて酒井監督の育成能力の高さと東洋大学の底力を実感した。
若いチームなだけに、来年以降も期待が持てる。
パワフルプレイヤー
松山和希
実業団ハーフ
— 青猫 (@runrun_aoneco) February 13, 2022
松山和希選手 1:00:43 pic.twitter.com/CnTOnUcUYt
2年生ながら、2年連続2区を務める東洋大学の静かなるエース。トラックレースのタイムこそ凡庸も、レースになるとその存在感の高さは凄まじく、2年連続区間5位以内は特筆すべき強さが秘められている。今回の実業団ハーフマラソンでも、村山謙太選手が樹立した大学生ハーフマラソン記録を更新した選手のうちの一人になるなど、上級生になるに連れて益々実力もついてきていることは間違いない。
ということで、5位以降に続く。